NASCAR SPRINT CUP SERIES
第13戦 FedEx 400 benefiting Autism Speaks

開催日:6月2日

“トヨタ カムリ”前半戦支配もカイル・ブッシュが4位に終わる

 6月2日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第13戦「FedEx 400 benefiting Autism Speaks」が開催された。

 ドーバーは路面がコンクリート舗装された1マイルオーバルで、「モンスター・マイル」の通称を持つ難コースである。年に2回シリーズ戦が開催され、トヨタ勢ではカイル・ブッシュが2008年と2010年に勝利を挙げている。

 この週末は開幕戦のデイトナウィーク以来、久しぶりにトップ3カテゴリーが同一週末、同じコースで開催される。今週末はカイル・ブッシュが3カテゴリーのレース全てに出場。忙しいレースウィークを過ごすこととなった。

 5月31日(金)午後3時15分より予選が行われ、デニー・ハムリンが前戦シャーロットに続き、2戦連続となるポールポジションを獲得。マーティン・トゥルークス・Jr.が2番手、Ky.ブッシュが3番手、マット・ケンゼスが4番手と、“トヨタ カムリ”が予選トップ4を独占。マーク・マーティンも6番手で続き、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 2日(日)午後1時19分、1マイルオーバルを400周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションのハムリンが首位をキープし、まもなく6番手スタートのマーティンも先行者をパスしたことで、“トヨタ カムリ”がトップ5を独占しての序盤戦となった。

 中でも3番手スタートのKy.ブッシュが速さを見せ、チームメイトをかわすと、24周目に首位に浮上。その後はイエローコーションが出ないまま、最初の給油ピットはグリーン下で各車行うこととなったが、ここでハムリンがピットインしようとして進入路に入れず、翌周再度アプローチすることとなり若干タイムをロス。全車が1回目のピットを終えた時点で、Ky.ブッシュが首位、ケンゼスが2位、トゥルークス・Jr.が3位、マーティンが5位と変わらずトヨタ勢が上位を占めるも、ハムリンは7位に後退。

 レースが進むにつれ、空に雲がかかり始め、気温が下がってきたことで車両の挙動も変化。各車ピット毎にセッティングの調整が要求された。ハムリンがハンドリングに苦しみ徐々に順位を落とす一方で、Ky.ブッシュは首位をキープ。

 129周目、この日2度目のイエローコーションでのピットでケンゼスが首位に浮上。ケンゼスはKy.ブッシュと争いながらも28周にわたってその座を守ったが、156周目に突然のトラブルに見舞われ無念のリタイアとなってしまった。

 これで再び首位に立ったKy.ブッシュに、トゥルークス・Jr.が続く形となったが、Ky.ブッシュとのバトルを繰り広げていた279周目、今度はトゥルークス・Jr.もトラブルでまさかの戦線離脱。

 残り120周ほどでイエローコーションが出され、全車ピットへ向かったが、このコースではフル給油で80周ほどしか走れず、また、タイヤにも厳しいため、各車終盤のピット戦略が重要となった。

 299周目、クラッシュによるイエローコーションが発生したが、ここでハムリンがコース上に残る選択をし、首位に浮上。その前のピット作業後、ハンドリングに苦しみ順位を落としていたKy.ブッシュはタイヤを4本交換し、11位に後退。

 318周目にも他車のクラッシュでイエローコーションが出されたため、ほぼ全車、残り約80周へ向けてのピットイン。ハムリン、Ky.ブッシュを含む上位勢は2本タイヤ交換でピットアウト。

 Ky.ブッシュと共にトップ5圏内を維持し、負傷による4戦の欠場から復帰し“チェイス”入りへ向けて3戦連続の上位フィニッシュを狙ったハムリンだったが、残り26周となったところで突然の右フロントタイヤバーストに見舞われ、壁にクラッシュ。ハムリンもここでレースを終えることとなってしまった。

 前半戦圧倒的な速さでレースを支配した“トヨタ カムリ”勢が、次々と襲う不運で脱落していく中、全400周中150周と最多リードラップを獲得し、着実に走り切ったKy.ブッシュは4位でフィニッシュ。終盤徐々に順位を上げたクリント・ボウヤーが6位。レースを通してトップ10圏内をキープするベテランらしい走りを見せたマーティンが9位でチェッカーを受けた。

 今大会の結果、ランキングでボウヤーが3位へと一つポジションアップ。Ky.ブッシュも9位とトップ10に浮上した。

 次戦第14戦は6月9日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”は前半、本当に速かった。しかし、不運にも右フロントサスペンションのどこかに異常が発生した。最多リードラップは獲得したが、最終的に勝てなかったのは残念だ」

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