NASCAR SPRINT CUP SERIES
第28戦 Sylvania 300
開催日:9月25日

ブライアン・ヴィッカーズが燃費レースで5位フィニッシュ
カイル・ブッシュは11位に入り、ランキング6位に浮上

 9月25日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第28戦「Sylvania 300」が開催された。

 “マジック・マイル"の愛称を持つ同コースは、バンク角が小さく、難コースとして知られている。スプリント・カップ・シリーズでは年に2回開催。そのうちの一戦は毎年“チェイス"の中に組み込まれ、2009年と2010年はデニー・ハムリンが2位フィニッシュを果たしている。

 23日(金)に1回練習走行を走った後、午後3時10分から予選が開始。ケイシー・カーンとブライアン・ヴィッカーズのチームメイト同士がが2番手、3番手グリッドと好位置からのスタート。カイル・ブッシュが8番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が9番手でトップ10グリッドを確保し、11台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。ハムリンは“チェイス"ドライバー最下位の28番手からの追い上げを強いられることとなった。

 25日(日)、抜けるような秋晴れの空の下、10万人近い観客の見守る中で、午後2時19分に1.058マイルを300周(317.4マイル:約510km)して競われる決勝レースがスタート。

 序盤は2番手スタートのカーンがトップ争いに加わり、ヴィッカーズとトゥルークス・Jr.もトップ10圏内をキープ。イエローコーションは出ず、60周目前後から各車グリーン下でピットインを開始し、全車がピットを終えた時点で、カーンは首位に躍り出た。

 86周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、3台を残して各車ピットイン。カーンはコース上に残った3台に続く、4位で再スタートを切ると、すぐに前を行く元F1ドライバーのファン・モントーヤ(シボレー)らをかわして2位に浮上。首位を行くマーク・マーティン(シボレー)と激しい争いを展開。134周目にはマーティンをかわして再び首位に立った。

 140周目過ぎから各車2回目のグリーン下でのピット作業となり、カーンも147周目にピットイン。しかし、そのすぐ後、156周目にスピン車両によりこの日2度目のイエローコーションとなった。

 ピットインしたばかりのカーンはここで唯一コース上に残り、他の車両はピットへ。173周目にもイエローコーションが出されたが、今度はトップ9台がコース上に残る作戦を採った。これで入らなかったカーンが2位、28番手スタートから着実に順位を上げてきたハムリンが9位、ピットへ入ったKy.ブッシュが12位で再スタート。

 その後は再びイエローコーションが出ない展開となり、各車燃費レースを想定しての、後半戦となった。ここで苦しくなったのは、2回目、3回目のイエローコーションで給油しなかったカーンと、3回目のイエローコーションでコースに残った、ハムリンを含む8台。

 カーンは217周目にグリーン下でピットに向かったが、フルタンクで70周程度走行できるこのコースでは、もう一度給油が必要となり、終盤でのイエローコーションを期待することとなった。

 ハムリンは225周目、この日ハンドリングに苦しみながらもハムリンとトップ10前後を争っていたKy.ブッシュは231周目にピットイン。3番手スタートから中盤順位を落としながらも再び調子を戻してきたヴィッカーズも、237周目にピットへ向かった。

 カーンの期待していたイエローコーションは結局最後まで出ず、燃料をセーブして3位を走行していたカーンは284周目にグリーン下でピットイン。20位以下へと後退。

 残り10周を切り、ハムリンが6位、ヴィッカーズが7位でのチェッカーを目前にしていたが、残り3周となった297周目、ハムリンは痛恨の燃料切れに見舞われスローダウン。

 他にも燃料切れの車両が出る波乱の幕切れで、“トヨタ カムリ"勢では、ヴィッカーズが最上位となる5位でフィニッシュ。Ky.ブッシュも最後まで走りきり11位。この結果、Ky.ブッシュは“チェイス"のランキングで6位へと順位を上げた。

 次戦第29戦は10月2日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー ブライアン・ヴィッカーズ:
「我々にとって良いレースだった。チームは一日を通して良い仕事をしてくれた。最初のスティントは良かったが最高ではなかった。2回目と3回目のスティントでは調整を加えたが、オーバーステア症状が強くなり、順位を落としてしまった。最後の2スティントは絶好調だった。コース上で最速の一台だったと思うが、トップ5に返り咲くだけでも20台もの追い越しをしなくてはならず、最後は時間切れだった。チームの素晴らしい働きを誇りに思っている」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「今日はずっとハードに戦い続けた。走り始めは調子がいいのだが、ロングランが続くにつれてペースが落ちてしまった。コーナーの進入は良かったのだが、コーナー中央でアンダーステア症状が強く、苦戦を強いられた。このコースはポジション取りが重要であり、それを守るために一日中努力してくれたチームに感謝しなくてはならない。今日はなんとか戦い抜くことができた。来週は得意なドーバーで好結果を狙いたい」

ドライバー デニー・ハムリン:
「我々は好調だったと思う。今日のレースを含め、最近戦略が結果を左右するレースが多いということだ。最後は燃料が足りなかった。最後のスティントでは好調に走れていたので、燃費が考えていたほど良くなかったのは、燃料を完全に入れられなかったか、燃料を使いすぎてしまったか、どちらかだ。今日も厳しいレースになってしまったが、その差は僅かであり、今我々が何をすればいいかは明確だ」

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