NASCAR NATIONWIDE SERIES
第16戦 Bucyrus 200
開催日:6月25日
“トヨタ カムリ”大混乱のレースで首位を争うも7位に終わる
6月25日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第16戦「Bucyrus 200」が米国北部ウィスコンシン州エルクハートレイクのロードコース、ロードアメリカで開催された。
60年以上の歴史を持つロードアメリカでのNASCARレースは、昨年初めてネイションワイド・シリーズが開催。今季も同シリーズのみが行われる。14のコーナーを持つ1周4.048マイル(約6.5km)のコースは、同シリーズの開催される中で最長。
この週末、スプリント・カップ・シリーズは遠く離れた西海岸のソノマで行われているため、ネイションワイド・シリーズのレギュラー勢及び、ロードコース・スペシャリストが多くを占めるレースとなった。久しぶりのNASCAR参戦となる、元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーブ(ダッジ)の出場も注目を集めた。
24日(金)に練習走行が行われ、25日(土)午後2時5分、決勝レースに先立って予選が行われた。今季は主にスプリント・カップ・シリーズに参戦しているマイケル・マクドウェルが今週末は両レースを掛け持ちし、ネイションワイド・シリーズにも出場。見事ポールポジションを獲得した。スティーブ・ウォレスが6番手、ジェイソン・ボウルズが10番手につけ、7台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
午後4時55分、1周4.048マイルのロードコースを50周(202.4マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
ポールポジションのマクドウェルが順調に首位を逃げ、これを追うヴィルヌーブらとの首位争いを展開。13番手スタートのブライアン・スコットもポジションを上げ、上位争いに加わった。
残りが10周あまりとなった39周目にはスコットが首位に浮上。マクドウェルと、3位まで順位を上げたアネットが続き、“トヨタ カムリ”が1-2-3体制でのトップ争いとなった。
最後まで走りきるには燃料が厳しい状況下で首位を争う“トヨタ カムリ”勢だったが、チェッカーを控えた47周目に他車のスピンによりイエローコーション。レースは延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
マクドウェルが先頭、スコットが3番手での再スタートとなったが、ストレートでの加速中に、6位から前走車を抜こうとしたヴィルヌーブがコースオフ、バランスを崩したヴィルヌーブはスコットに追突。スコットは首位争いから脱落してしまった。
2度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー”も先頭でスタートしたマクドウェルだったが、長いストレートからの直角コーナーである第5コーナーで痛恨のコースアウト。上手く2位でコースに復帰したが、続く第6コーナーでもコースアウトを喫し、今度は復帰の際に後続と接触。多重クラッシュとなり、スティーブ・ウォレスが巻き込まれてしまった。
規定によって最後となる3度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー”では、ファイナルラップでコースアウト車両が出たためにイエローコーション。順位はその時点で確定となった。このイエローコーションラップ中に首位走行中の車両が燃料切れにより脱落するという、大波乱の幕切れとなったレースだったが、“トヨタ カムリ”勢は、アネットが最上位の7位フィニッシュとなった。レーズ最多の30周に渡って首位を走行したマクドウェルは12位に終わった。
次戦第17戦は7月1日(金)、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー マイケル・アネット:
「自分自身、ロードコース向きのレーサーだとは思っていないが、今日はピット戦略が上手く行き、ハンドリングも良かったので、コース上での様々なアクシデントを回避することができた。クルーチーフの素晴らしい判断でポジションをアップでき、3度の“グリーン・ホワイト・チェッカー”による終盤の大混乱も我々に優位に働いた。今日の結果はチームのハードワークが報われたものであり、チームにトップ10フィニッシュを捧げることができ本当に嬉しい」
