NASCAR NATIONWIDE SERIES
第8戦 Aaron's 312
開催日:5月4日
チェッカー目前の「ビッグ・ワン」
パーカー・クリガーマンが6位
5月4日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第8戦「Aaron's 312」がタラデガ・スーパースピードウェイで開催された。
3日(金)午前11時10分から予選が行われ、エリオット・サドラーが7番手、カイル・ブッシュ・モータースポーツからキャンピング・ワールド・トラック・シリーズに参戦しているジョーイ・コールターが今季ネイションワイド・シリーズに初出場し、10番手グリッドを確保。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
決勝レースは4日(土)午後2時過ぎから予定されていたが、降雨のためにスタートが順延。雨が止み、路面が乾いた午後5時20分、2.66マイルオーバルを117周(311.22マイル:約500km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
序盤からデイトナ同様、ネイションワイド・シリーズ車両特有の、2台でのタンデムドラフトによるバトルが展開。サドラーとチームメイトのブライアン・ヴィッカーズがペアとなり、ポジションアップ。コールターもサム・ホーニッシュ・Jr.(フォード)とのペアで首位を争った。
複数回にわたり首位を奪うなど前半戦好走を見せたサドラーだったが、68周目に突然トラブルに見舞われスローダウン。その直後に他車のクラッシュでイエローコーションが出されたため、サドラーは周回遅れになることなく、ピットでの作業を終えレースに復帰したが、順位を大きく落としてしまった。
代わって上位争いに加わったのが、開幕戦デイトナでも後半見事な走りを見せ3位、5位に入ったアレックス・ボウマンとパーカー・クリガーマンの若手コンビ。再スタートが切られてまもなく首位を奪うと、その後も上位争いを繰り広げた。
87周目、トップ10圏内へと浮上していたブレイク・コッホが後ろから押されてバランスを崩し、壁にクラッシュ。この日4度目のイエローコーション。93周目には、11台もの車両が絡む「ビッグ・ワン」が発生。レース開始が遅れた今大会、日没が迫っているために、レースは10周短縮され、107周に。残り7周での再スタートが切られることとなった。
クリガーマンとボウマン、そして他チームのドラフティングパートナーを得たヴィッカーズとコールターが上位で最後のバトルを繰り広げたが、残り3周というところで、7位を走行していたコールターが痛恨のクラッシュ。レースは“グリーン・ホワイト・チェッカー”の最後の2周スプリントとなった。
クリガーマンとボウマンはそれそれ3位、4位で2列目に並び、最前列の車両を押す形に。イン側のクリガーマンは、前を行くオースティン・ディロン(シボレー)と共に後続を引き離し、最後はその2台のバトルになるかと思われたが、ファイナルラップに入ると後続勢も巻き返し、最後は団子状態に。
ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がったところで、ヴィッカーズの後方に追い上げてきたサドラーが接触し、ヴィッカーズがスピン、そのまま壁にクラッシュ。後続がこれに次々と巻き込まれる、最後の「ビッグ・ワン」となった。レースはファイナルラップに入っていたため、イエローコーションが出された瞬間で順位凍結。クリガーマンが6位、ジェイソン・ホワイトが8位、サドラーが11位、ボウマンが13位、マイク・ブリスが14位、ヴィッカーズは15位に終わった。
ドライバーズランキングでは、クリガーマンが4つ順位を上げ4位に浮上。サドラーは変わらず5位。ヴィッカーズは2つ落として8位。ルーキーのボウマンが9位とトップ10入りし、ルーキーランキングでも首位に浮上した。
次戦第9戦は5月10日(金)、ダーリントン・レースウェイで行われる。
ドライバー パーカー・クリガーマン:
「我々はチームメイトである99号車(アレックス・ボウマン)と共に戦った。アレックスは素晴らしい仕事をしてくれた。開幕戦のデイトナに続き、2人で良い走りが出来たことを誇らしく思っている。最後の再スタートでは、オースティン・ディロン(シボレー)とのペアで好スタートを切り、そのまま逃げ切れるかと思ったが、後続がペースをつかんでから追い上げられてしまった。最後の大クラッシュを避けて6位フィニッシュできたのは幸運だった。今季序盤の2つのスーパースピードウェイで5位、6位の結果を得られたというのは、私にとっては勝利にも等しい。ポイントの面でも良い結果であり、更に上位を目指す」
