NASCAR SPRINT CUP SERIES
第35戦 AdvoCare 500
開催日:11月10日

“トヨタ カムリ”勢苦戦。タイトル争いは最終戦へ
カイル・ブッシュ7位、マット・ケンゼスは23位に終わる

 11月10日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第35戦「AdvoCare 500」が開催された。

 “チェイス”も残り2戦。“トヨタ カムリ”勢ではマット・ケンゼスが首位と7ポイント差で首位を争っており、トヨタにとって初となるタイトル獲得に期待がかかっている。
 フェニックスでは2011年の秋大会、2012年の春大会に“トヨタ カムリ”が勝利を挙げている。

 8日(金)午後3時40分より予選が行われ、昨年春ここで勝利を挙げているデニー・ハムリンが最前列2番手。カイル・ブッシュが2列目4番手、クリント・ボウヤーが6番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が10番手、ケンゼスは14番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 10日(日)午後1時19分、好天の下で1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースがスタート。

 最前列2番手、アウトサイドのハムリンが、スタート直後の3ワイドでのバトルを制し、首位を奪取。18周にわたって首位を走行。しかし、周回を重ねるうちにリアタイヤのグリップ低下に見舞われ、徐々に後退。

 4番手スタートのKy.ブッシュもポジションを落とし、ケンゼスと共に10位前後での走行となった。

 51周目、ハムリンがスピンを喫しこの日最初のイエローコーション。ハムリンはどこにも接触はしなかったものの、30位まで後退。

 このコーションで全車ピットへ向かい、ケンゼスが9位、Ky.ブッシュ11位で再スタート。しかし、ハンドリングに苦しむ2台は徐々に順位を落としていった。

 101周目に2度目のイエローコーションが出され再び全車ピットへ。ここで調整を行い、調子を取り戻したKy.ブッシュは、15位での再スタートからトップ10へと復帰。しかし、ケンゼスは更にポジションダウン。

 117周目に出された3度目のイエローコーション時、Ky.ブッシュを含む上位勢はコース上に残ったが、ケンゼスはピットへ向かい、長時間の調整を含むピット作業で、首位と同一周回最後尾の28位までポジションを落としてしまった。

 その後、短い間隔で連続したイエローコーションで、上位勢とは異なるピット戦略を採ったケンゼスとハムリンは共にトップ10圏内に復帰。しかし、164周目に出された6度目のイエローコーション時、ピットに向かったケンゼスは、クルーとのコミュニケーションミスにより大きくタイムロス。再び29位へと後退してしまった。

 192周目、デイビッド・ロイティマンが激しくクラッシュし、7度目のイエローコーション。ピット作業に上位勢がピットインする中でコース上に残ったケンゼスは11位までポジションを上げたが、再スタート後、ハンドリング不調は改善せず、徐々に後退。

 このコーションの後は、100周近くに渡ってコーションが出ず、グリーン下でのピット作業となったが、この間にケンゼスは周回遅れになってしまった。

 上位勢が最後まで走り切れるだけのタイミングでピットを終えた後の283周目にこの日8度目のイエローコーション。上位勢はピットに入らなかったため、“ラッキー・ドッグ”のポジションに届かなかったケンゼスは周回遅れから復帰ならず。トゥルークス・Jr.が11位、Ky.ブッシュが13位、ボウヤーが15位で再スタート。

 残り25周での再スタートも、中団グループは3ワイドでの大混戦となったが、これを抜け出したKy.ブッシュが9位に浮上。更に2台パスしたKy.ブッシュが“トヨタ カムリ”勢では最高位となる7位でチェッカーを受けた。

 トゥルークス・Jr.が8位。ボウヤーはハンドリング不調で順位を落とし20位。ケンゼスは1周遅れの23位に終わった。

 今大会の結果、ケンゼスのランキング2位は変わらないものの、首位ジミー・ジョンソン(シボレー)との差は28ポイントと広がってしまった。しかし、ケンゼスはまだ可能性の残る逆転タイトル獲得を目指し、最終戦ホームステッドに挑む。

 シーズンの最終戦となる次戦第36戦は11月17日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ
「今日はずっと苦戦を強いられた。原因は分からないが、望み通りのセッティングに仕上がらなかった。少しでも調子を上げるためにずっと調整を続け、かろうじて結果を得られたのは良かった。シーズン終盤となったが、ただ周回を重ねるのではなく、そこから何かを得て、来週の最終戦ホームステッドでの勝利に繋ぎたい」

ドライバー マット・ケンゼス
「正直に言って、こんなに苦しいレースは今シーズン初めてだ。それは我々のチームが今季それだけ素晴らしかったということでもあるが、今日はシーズン中のようには戦えず、リードラップに留まることすら出来なかった。昨年秋や今年春のレースで好調だったデニー(ハムリン)やカイル(ブッシュ)も同様で、今日はチーム全体で苦戦した。ベストは尽くしたが、残念な一日になってしまった。タイトル争いは厳しいものになってしまったが、今年私は素晴らしいチームと戦ってこられて幸せだった。シーズンはまだ一戦残っている。最終戦ホームステッドでも全力を尽くし、勝利を狙っていく」

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