NASCAR SPRINT CUP SERIES
第36戦 Ford EcoBoost 400
開催日:11月17日

デニー・ハムリンが今季初優勝。
マット・ケンゼスは2位フィニッシュも逆転タイトルならず

 11月17日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第36戦「Ford EcoBoost 400」が開催された。

 年間36戦という長いシーズン、そして終盤の10戦で争われるプレーオフ“チェイス”も最終戦を迎えた。トヨタ勢はマット・ケンゼスが首位と28ポイント差ながら、逆転タイトルの可能性を残すランキング2位で最終戦に臨んだ。

 15日(金)午後6時10分から予選が行われ、ケンゼスは今季3度目となるポールポジションを獲得。2009年にホームステッドでの勝利を飾っているデニー・ハムリンが5番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が8番手、エリオット・サドラーが10番手、カイル・ブッシュが11番手で続き、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 16日(土)に2度にわたって行われた練習走行でも、ケンゼスは2セッション共にトップタイム。逆転タイトルへ向け期待と共に決勝を戦うこととなった。

 17日(日)午後3時21分、快晴の空の下、超満員の観客の見守る前で1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約600km)して競われる決勝レースがスタート。ケンゼスはトップのポジションをキープ。イエローコーション時のピット作業で首位を奪われても、すぐに奪い返し、ケンゼスは前半戦を支配した。これにKy.ブッシュと、序盤ポジションを落としながらも追い上げてきたハムリンが続き、“トヨタ カムリ”が1-2-3体制での中盤戦となった。

 レースが折り返しを過ぎると、日が落ちたことでセッティングが変わり、グリーン下でのピット終了時点では2位に落ちたケンゼスだったが、続いて発生したイエローコーションで首位に復帰。イエロー下の156周目には、134周目のリードラップを獲得し、この日の最多リードラップボーナスを確実なものとした。

 再スタート後はハムリンが首位へ。ケンゼスはトップ5圏内をキープしていたが、194周目、この日6度目のイエローコーションからの再スタートで、出遅れた前方の車両に阻まれる形で、中団グループに飲み込まれたケンゼスらは5ワイド、時に6ワイドという大混乱状態に。

 ケンゼスはこの混乱の中で、タイトルを争うジミー・ジョンソン(シボレー)と接触。共に大きなダメージには至らなかったものの、ケンゼスは11位に後退。ジョンソンは22位へと大きく順位を落とし、ポイントでの2台の差は縮まった。

 まもなく出された7度目のイエローコーションでケンゼス、ジョンソン共に車両を修復。ケンゼスはここで好ピット作業にも助けられ5位に浮上。

 この日8度目のイエローコーションから残り28周での再スタートが切られると、4位につけていたケンゼスは、ハムリンと共に首位争いに加わり、残り20周の時点で2台は1-2体制に。

 首位を逃げるハムリンの後方でサイド・バイ・サイドの2位争いを繰り広げたケンゼスだったが、最後は抑えきって、ハムリンと共に1-2フィニッシュ。ハムリンは今季初優勝を飾った。

 2位に入ったケンゼスだったが、ジョンソンが9位でフィニッシュしたため、ポイント差を詰めたものの逆転には至らず、念願のタイトル獲得はならなかった。

 レースは好走を見せたトゥルークス・Jr.が4位、クリント・ボウヤーが5位、Ky.ブッシュが7位に入り、5台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュを果たした。

 最終ランキングでは、ケンゼスが2位、Ky.ブッシュが4位、ボウヤーが7位で、3人のトヨタドライバーがトップ10入りを果たしシーズンを終えた。

 長かった2013年のNASCARシーズンも終了。しかし、僅か90日間のインターバルで、2014年2月15日(土)にエキジビションレース、Sprint Unlimitedが開催される。そして翌週の2月23日(日)に米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる伝統の第1戦「Daytona 500」で2014シーズンが幕を開ける。
ドライバー デニー・ハムリン:
「我々の“トヨタ カムリ”が速いことは分かっていたが、実際にドライブしていて信じられないほどだった。ピット戦略も完璧で、序盤20位台の中団グループに落ちたにもかかわらず、上位争いに復帰出来た。クルーチーフとチーム全体で勝てる“トヨタ カムリ”を仕上げてくれた。ここホームステッドでテストを行ったことが効を奏し、我々のチーム全体で上位を争うことが出来た。先週まで厳しいレースを戦ってきたが、マイアミに来て勝てたことで、良い気分でオフシーズンを迎えることが出来そうだ」

ドライバー マット・ケンゼス:
「我々にとって本当に素晴らしい夜だった。私のチームと、ジョー・ギブズ・レーシング、そしてカイル(ブッシュ)とデニー(ハムリン)、全員を誇りに思う。特にデニーは厳しく長いシーズンを過ごしてきただけに、今日の結果は本当に必要とされたものだった。彼の勝利はとても嬉しい。これで我々全員が自信を持って来シーズンに臨むことが出来る。今日は日が落ちるまではレースを支配出来た。日没後は若干苦しみ、再スタートで接触したことで若干ポジションを落としたが、最終的には2位でフィニッシュ出来、全体的に見れば文句なしの結果だった。本当に素晴らしいシーズンだった」

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