プレスインフォメーション\t2011年10月23日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第11戦 (茂木) 公式予選

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第11戦 公式予選を、2011年10月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ハーフウェット 気温:20℃ 路面温度:22℃(スタート時)

 年間11戦で組まれた2011シーズンも、いよいよ最終戦を迎えた。第9戦となった鈴鹿ラウンドにおいてチャンピオンクラスは♯14 安岡秀徒、ジェントルマンクラスは♯15 神取彦一郎が揃ってタイトル獲得を決めているが、この最終戦でも開幕から参戦し続けている全13台がエントリー。参加者全員、消化レースというような意識はなく、1戦における勝利、それぞれに思う納得のいく好結果を目指す。

 とくにチャンピオンクラスでは、シリーズ2位の座を♯47 藤田明と♯5 高見澤一吉がわずか4ポイント差で争っている。またシリーズ4位も♯22 Michael Greenと♯18 大久保仁の差は8ポイント、ジェントルマンクラスではシリーズ6位を♯17 飯田太陽、♯7 海宝善昭、♯6 ARTE ROSSIの3選手が2点差という僅差で競っており、最終戦の結果次第でシリーズランキングは大きく変動する。パイロットも観衆も熱が入るのは当然だろう。

 最終戦、ツインリンクもてぎラウンドの予選は6月の富士戦以来となるノックアウト方式を採用する。予選をQ1、Q2のふたつのセッションに分け、15分間で行われるQ1での上位タイム8台のみがQ2へ進出。Q2は10分間で行われ、このタイムによって最終的なグリッドが決定するのだ。30分間1セッションの予選に対してアタック時間が短く、より“一発の速さ"が求められることになる。

 路面は前日の雨の影響により多少濡れている部分も見られるが、レコードラインはドライへと変わりつつある状況。今戦の使用スリックタイヤは2セットとされており、Q1は全車フレッシュタイヤを装着。もう1セットをどのタイミングで投入するかも勝負のカギとなりそうだ。

 Q1は予定通りの9時45分にスタート。♯16 横幕ゆぅが先陣を切り全車がピットを出て行く。
コース状況を把握する意味も込めたウォームラップは、ほとんどのマシンが2周に渡った。そのなかでも♯14 安岡はその2周目に2分02秒701でトップタイムをマークすると、ラップを重ねるごとにタイムを削り、Q1セッション5分を残して1分58秒595を記録。後続を突き放してピットへ。これとほぼ同じタイミングでピットへと戻ったのが2分02秒323の♯22 Michael、2分03秒195の♯16 横幕、2分03秒818の♯ 高見澤。この動きが、明暗を分けることとなる。

 3車がそれぞれピットに戻った理由は、「このタイムで上位8台に残れると思ったから」。この時点で♯16 横幕のタイムは3番手。「10分間しかないQ2ではウォームラップがあまり取れない。だったら、Q1で暖めたタイヤをそのまま使い、Q2に挑みたかった」という。しかし、コース状況が良くなってくると、それまで後続に位置していたマシンがタイムを更新。それを見た♯5 高見澤は再びコースへと戻った。チェッカーが降られたときの順位は♯16 横幕が8番手、♯5 高見澤が9番手。そして最終アタックに間に合った♯5 高見澤が2番手に食い込み、♯16 横幕のQ1敗退が決まってしまったのだ。

 Q2はQ1終了から10分後にスタート。Q2進出全車がフレッシュタイヤを投入した。♯14 安岡がトップタイムを刻んでいくなか、注目はシリーズ2位をかけた♯47 藤田と♯5 高見澤のグリッド争いだ。最終的に♯47 藤田が1分58秒715で2番手、♯5 高見澤が1分59秒374で3番手となったが、決勝に向けた心境をこう語る。

「予選で高見澤選手の前になれたのは精神的にも大きい。決勝では2位を守るのではなく、優勝を狙っていきます」と♯47 藤田。

 ♯5 高見澤も「狙うのは優勝。決勝で藤田選手を抜いて2位になれたとしても、藤田選手が4位以下にならないとシリーズランキングで上にはなれない。スタートはアウト側のグリッドになるので、もし路面状況がこのまま完全ドライにならなければ、乾いたレコードライン上の奇数グリッドがスタートで有利になる。完全ドライになればそのアドバンテージはなくなるけど、とにかくスタートで前に出て、トップでチェッカーを受けることだけを考えています」。

 ふたりの相手はお互いだけではなく、ポールポジションの♯14 安岡でもある。シリーズ2位をかけた♯47 藤田と♯5 高見澤、そして全戦ポール・トゥ・ウインでの完全勝利を目指す♯14 安岡。それぞれのモチベーションは高く、決勝ではこの3人から目が離せそうにない。

■第11戦 公式予選 – Q1 結果\t
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tQ1 Time
1\t14\t安岡 秀徒\tC\tGARMIN PORSCHE\t1'58.595
2\t5\t高見沢 一吉\tC\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t1'59.433
3\t18\t大久保 仁\tC\tケーズフロンティア GT3\t2'00.290
4\t47\t藤田 明\tC\tRIRE RACING\t2'00.425
5\t3\t江本 玄\tG\tアキラレーシング GT3\t2'00.910
6\t8\t櫻井 澄夫\tG\tロードサービス GT3\t2'01.497
7\t15\t神取 彦一郎\tG\tパワーステーションサムライ\t2'01.708
8\t22\tMichael Green\tC\tMIKE DIRECTION\t2'02.323
9\t16\t横幕 ゆぅ\tG\tYOU DIRECTION\t2'03.195
11\t6\tARTE ROSSI\tG\tARTE-DIRECTION\t2'04.191
11\t44\tTokuichi\tG\tインクス with RS セリザワ\t2'04.211
12\t7\t海宝 善昭\tG\tタカラ樹脂 GT3\t2'09.079
13\t17\t飯田 太陽\tG\tケーズフロンティア GT3\tNo Time

■第11戦 公式予選 – Q2結果\t
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tQ2 Time
1\t14\t安岡 秀徒\tC\tGARMIN PORSCHE\t1'57.998
2\t47\t藤田 明\tC\tRIRE RACING\t1'58.715
3\t5\t高見沢 一吉\tC\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t1'59.253
4\t18\t大久保 仁\tC\tケーズフロンティア GT3\t1'59.408
5\t22\tMichael Green\tC\tMIKE DIRECTION\t1'59.529
6\t15\t神取 彦一郎\tG\tパワーステーションサムライ\t1'59.879
7\t3\t江本 玄\tG\tアキラレーシング GT3\t2'00.281
8\t8\t櫻井 澄夫\tG\tロードサービス GT3\t2'00.594
9\t16\t横幕 ゆぅ\tG\tYOU DIRECTION\t
11\t6\tARTE ROSSI\tG\tARTE-DIRECTION\t
11\t44\tTokuichi\tG\tインクス with RS セリザワ\t
12\t7\t海宝 善昭\tG\tタカラ樹脂 GT3\t
13\t17\t飯田 太陽\tG\tケーズフロンティア GT3\t

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