アマチュア世界最速のカートレーサーを決するレッドブルの世界大会『レッドブル・カートファイト』のワールドファイナルが26日、オーストリアのレッドブルリンクで開催され、日本代表の久保誠選手が優勝を飾った。

 レッドブルの開催しているレッドブル・カートファイトは、アマチュアのカートレーサーのみで争われる大会で、各国を制した代表選手がワールドファイナルに進出し、アマチュア最速の座をかけて戦う。日本では、12年に当時13歳だった澤田真治選手がワールドファイナルで優勝し、初代チャンピオンに輝いた。

 第2回となる今回のワールドファイナルに日本代表として臨んだ久保選手は、現在29歳。カート歴22年のベテランだ。今回のワールドファイナルには、久保選手も含めて17カ国から20名のドライバーが参加。レッドブルリンクでのワールドファイナルに臨んでいる。

 久保選手は、決勝前日の2回の練習走行をともに1位で終えると、“アグレッシブすぎる走行”でペナルティを受ける場面もあるも、4回の予選で2回の首位を獲得。最終的には2番手から決勝をスタートすることになった。

 全23周で争われた26日の決勝レースでは、2周目に首位に浮上した久保選手。首位を奪って以降は後続を寄せ付けず、最終的には2位以下を21秒も引き離してトップでチェッカー。澤田選手に続き、2大会連続で日本代表ドライバーが世界王者に輝くこととなった。

 世界王者に輝いた久保選手は「日本では競争の激しいカートレースのシリーズがあり、ワールドファイナルで結果が残せるだろうと思っていました。前回、澤田さんが優勝しており、同じく優勝して日本のカートレーサーの強さを証明したいと思っていたので勝てて嬉しいです」と喜びのコメント。レースを制した“ご褒美”として、フォーミュラ・ルノー2.0のマシンでレッドブルリンクを10周走行した。

 レッドブル・カートファイトでは、15年春に行われる次のワールドファイナルに向けて、今年の6月から第1次予選が開催される。募集要項はレッドブル・カートファイト公式サイトでチェックしてみよう

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