レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、2010年に向けてルノーとのエンジン供給契約を延長せず、メルセデスエンジンにスイッチする可能性があることを匂わす発言を行った。
RBRとルノーの契約が今季末で切れるため、RBRは来季はメルセデスエンジンに変更するのではないかとのウワサが流れている。ホーナーは、現在の契約に満足していると主張する一方で、同時にメルセデスのKERSテクノロジーも非常に魅力的だと認めている。
「現時点での私の考えでは、(レッドブルのオーナーである)ディートリッヒ・マテシッツは新たなエンジンパートナーと交渉するつもりはない」とホーナーは、ドイツのスポート・ビルド誌にコメントした。
「しかし、幸い我々には時間がある。今の状況の中で、2010年にどのエンジンマニュファクチャラーが参戦を継続するかなど、分かりようがない」
「ロス・ブラウンは、全く新しいエンジンパートナーとでも、非常にいいマシンを作れることを証明した。こういった場合、メルセデスはエンジン以外の点でも魅力的だ。(メルセデスのKERSデバイスは)現在最も優れたシステムであると思われる。コンパクトで、マシンバランスにネガティブな効果を与えない。他のメーカーのKERSに関しては、マシンバランスが根本的な問題となっている」
現在メルセデスは、マクラーレンの他に、ブラウンGPとフォース・インディアにエンジンを供給している。