レッドブル・レーシングは、ベルギーGPで圧倒的な速さを見せられなかったのは“フレキシブルウイング”を変更しなければならなかったからだというマクラーレンの主張に反論した。
レッドブルとフェラーリは他チームからフレキシブルウイングを使用しているとの疑惑が持たれており、これを受けてFIAはベルギーではウイングのたわみのテストを厳格化した。autosport.comによると、違反はやはり見つからなかったが、ライバルチームたちは彼らがウイングを変えてきたのだと主張しているという。両車のフロントウイングは、ハンガリーまでと比べると路面に近づいていなかったと彼らは考えている。
ジェンソン・バトンは、テストが厳しくなったことでレッドブルはウイングを変えなければならなかったのだと考えている。
「レッドブルのペースは、新しいテストの影響を受けたのだと思う」とバトンはデイリー・テレグラフに対してコメントしている。
「モンツァでさらに厳しいテストが行われれば、一層影響が大きくなるんじゃないかな。(レッドブルは)何も変える必要はないと言っているけれど、ここでもそう言っていた。でもここで彼らのマシンが走っているのを見ると、あまりたわんでいなかった」
モンツァではフロアのテストとレギュレーションが厳格化されると言われている。
レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、こういった意見に対し、自分たちはウイングを変えておらず、むしろマクラーレンのウイングの方がたわんでいたかもしれないと主張した。
「(今回使用したウイングは)1カ月前のハンガリーで使ったものと同じウイングであると断言できる」とホーナー。
「他チームも同じかどうかは分からないが、それをぜひ知りたいと思うね。今週末、最もたわんでいたのはシルバーのウイングだったということがはっきりするかもしれない」