2012年までWTCC世界ツーリングカー選手権で、シボレーのワークス活動を担っていたRMLが、今季はインディペンデントチームとしてWTCCに参戦すると明らかにした。
2005年からRMLはシボレーワークスとしてWTCCに参戦。09年にはシボレーの世界戦略車のクルーズにマシンをスイッチし、2010年からタイトルを連覇。2012年限りでシボレーがワークス活動を終了するにあたって、そのオペレーションチームであるRMLの去就が注目されていた。
今季に向けてRMLは4日、インディペンデントチームとしてWTCCにエントリーすると明らかにし、クルーズを継続して使用することを発表。ドライバーは長年チームに在籍するイバン・ミューラーと、F1マルシャから今季F1デビューするマックス・チルトンの兄で、昨年からWTCCに参戦しているトム・チルトンに決まったとした。
「これはRMLにとってとてもいいニュースだ。チームの皆が開幕戦のモンツァに向けてハードに働いている。イバンとトムとともに働くことを楽しみにしているんだ」と語るのは、RMLでWTCCプロジェクトの監督を務めるロン・ハートヴェルト。
「イバンはもちろん、2010年からともに仕事をしふたつのタイトルを獲得している。彼が継続して参加することは素晴らしいことだ。トムはRMLでは新人だが、昨年WTCCでスピードと才能を示してくれたし、BTCCでも実績があるからね」
昨年までシボレーワークスで活動していたドライバーのうち、今回RML残留となったミューラーの他に、王者ロバート・ハフはオールインクルーシブ・ミュニッヒからセアト・レオンでWTCCに参戦することが明らかにされているものの、アラン・メニュについては去就が明らかになっていない。