RUN UP Group

■大会名称 2012 AUTOBACS SUPER GT Rd.4 SUGO GT 300km RACE
■開催日 2012年7月 28日（土） 公式予選　　　2012年7月 29日（日） 決勝
■会 場 スポーツランド菅生
■入場者数 予選9,500 人 : 決勝27,500 人 : 大会総入場者数37,000 人
■マシン：RUN UP CORVETTE
■ドライバー：田中 篤／白坂 卓也
■クラス：GT300
■天候　　予選：晴れ／決勝：晴れ
■路面　　予選：ドライ／決勝：ドライ
■予選：21位　　　決勝：17位

公式練習　Best Time 1,26,397（白坂　卓也）
　全8戦で行われる「AUTOBACS SUPER GTシリーズ」も、今回で第4戦を迎え、シーズンも佳境に入る大事な1戦。マレーシア大会に引き続き、RUN UP CORVETTEは気候と車内の暑さとの戦いになることが予想された。

　今回も予選システムは予選Q1の上位10台がその後のスーパーラップに進出できるスーパーラップ（SL）方式となり、Q1とSLでAドライバー、Bドライバーのどちらかが1回ずつ乗るという方式の為、Q1アタックドライバーを予定している白坂卓也選手を中心にセットアップを煮詰めることとした。

公式予選　（Q1）　Best Time 1,24,907（白坂　卓也）
　スーパーラップ進出を狙い、予定通り白坂卓也選手をQ1に投入。公式練習でオーバーステアリングに悩まされたことから、チームはサスペンションセッティングとアライメントを大幅に変更し、ぶっつけ本番のアタックを行う。

　今大会はグリッド数が少ない為、予選落ちが出るレースでもあり、かなりの賭けとなった。しかし、この大幅なセッティング変更が功を奏し、タイムアップをしたが結果は21位となり、スーパーラップへの進出はならなかった。

決勝日フリー走行　Best Time 1,25,717（白坂　卓也）
　昨日の公式予選で、マシンのセットアップにも問題がなくなり、このフリー走行でウイングやアライメントの微調整を繰り返し、決勝に向けて順調なセットアップができたとチームは確信した。

決勝　Best Time 1,25,864（白坂　卓也）
　前日同様、厳しい暑さの中、スタートドライバーは白坂選手。チームは数日前から風邪の為、体調不良のAドライバーの田中篤選手をカバーする方法として、2ピット作戦を想定。

　2回目のピット作業でタイヤ交換を行わずにピットストップ時間を削減する方法として、ソフトタイヤをチョイスしたRUN UP CORVETTEはスタート直後からプッシュをし、タイヤを使いきった早い周回でハードタイヤに交換することとしていたが、スタート直後の1コーナーで、GT500クラスの車両同士が接触しコースアウトをしたことからイエローフラッグ提示。

　これによりGT300クラスは追い越し禁止状態となってしまい、スタートでのポジションアップは果たせなかった。

　その後、ラップタイムも安定し、ポジションを14位までアップさせ、想定より遅めの31周でピットイン。

　素早いピットワークにより17位でコースに復帰させたのだが、コースインしてすぐに、ドライバー用のドリンクが出ないというトラブルが発生してしまった。この気温とCORVETTEの異常な車内温度の中、このまま走行させるのは危険と判断したチームは、想定周回前の40周でピットインさせて、ドライバーと想定よりも摩耗してしまったタイヤを交換。問題のドライバードリンクをチェックすると、あまりに高温なCORVETTEの車内温度によりドリンクの車体側電源コードが溶けてしまい、ショートをしていた。

　この修復に4分以上も費やしてしまい、ポジションを19位にまで落としてしまった。その後、田中選手の気迫の走行により、ポジションを17位にまで戻してチェッカーを受けることとなった。

　今回のレースでもコルベットの車内温度が問題となってしまい、チームは次戦鈴鹿1000kmをスキップする間に車内温度を低下させる対策を行うこととした。