スーパーGT第5戦SUGOは予選スーパーラップが行われ、前戦セパンのウイナー、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rがポールポジションを獲得。ENEOS SC430が2番手に続いた。GT300クラスはダイシン アドバン Ferrariがポールポジションとなっている。
15時40分にスタートしたGT300クラスのスーパーラップ。序盤は、順当に次のアタッカーが前走者のタイムを塗り替えていく展開となる。しかし、6番手アタッカーのウェッズスポーツIS350がポジションを大きく落としてしまう。
国産GTマシンたちに続いてアタックに臨んだのは、FIA GT規定のダイシン アドバン FerrariとHANKOOK PORSCHE。7番手アタッカーのダイシン アドバン Ferrariがまずは1分23秒435というタイムをマークし、トップに浮上する。次いでアタックしたHANKOOK PORSCHEは、コンマ7秒ダイシン アドバン Ferrariに対して遅れてしまい、この結果ダイシン アドバン Ferrariがポールポジションを獲得することとなった。
HANKOOK PORSCHEは2番手となり、結果FIA GT車両がフロントロウを独占。ARTA Garaiyaが3番手、アップル・K-one・紫電が4番手と続く展開となった。
続くGT500クラスは、思わぬ展開となる。1番手アタッカーのROCKSTAR童夢NSX、2番手アタッカーのMOTUL AUTECH GT-Rまでは順当に来たが、その後に続くSC430勢がことごとくマシンがスライド、ポジションを落としていく。本山哲の4戦連続ポールもあるか? という気配もあったが、それはHIS ADVAN KONDO GT-Rのジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが阻止する。
6番手アタッカー、KRAFT SC430の石浦宏明もハイポイントでマシンがスライドしてしまう。しかし、7番手アタッカーのENEOS SC430&伊藤大輔が、SC430勢の期待を担うかのように会心のアタックでトップに浮上、復活のポール獲得に期待がかかった。
しかし、それを打ち砕くかのように圧倒的なタイムをマークしたのが前戦セパンのウイナー、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rだ。ロニー・クインタレッリのアタックで、1分16秒248というタイムを叩きだした。これでHASEMI TOMICA EBBRO GT-Rがポール獲得、ENEOS SC430が2番手グリッドという結果に。3番手にHIS ADVAN KONDO GT-R、4番手にMOTUL AUTECH GT-Rと、GT-R勢が上位に3台ひしめいている。