鈴鹿サーキットで開催されているモータースポーツファン感謝デーの中で1日、スーパーフォーミュラの公開シェイクダウンテストが行われ、約1時間のセッションで3度の赤旗が提示される中、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)が1分54秒109のトップタイムをマークした。
スーパーフォーミュラでは、2月18日〜19日に予定されていた富士スピードウェイでの第1回公式合同テストが大雪のためキャンセルとなり、多くのマシンのシェイクダウンがこのモータースポーツファン感謝デーに持ち越されることに。雨雲が空を覆い、コースの一部には小雨もぱらつく中で公開シェイクダウンが行われた。
16時10分から行われたテストでは、セッション開始直後から多くのマシンがコースイン。ただ、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)がウォールに接触したかコース上にストップし、開始後すぐにセッションは約10分間の赤旗中断となる。
残り時間43分で再開されるも、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)やチームメイトの平川亮(KYGNUS SUNOCO)がアウトラップでストップして再び赤旗に。その後、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)や石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)がストップして3度目の赤旗が提示。セッションが2分間延長されたこともあり、各マシンのまとまった走行は最後の20分間で行われる形となった。なお、チェッカー直前には、平川とアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がストップしたものの、4度目の赤旗は出されずにセッション終了となった。
ロシターは、残り10分というタイミングで1分54秒109をマークしてこの日の首位に。武藤英紀(DOCOMO DANDELION)が1分54秒245で2番手に続き、ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が1分54秒334で3番手につけている。
4番手の小暮卓史(NAKAJIMA RACING)以下、一貴、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、塚越広大(HP REAL RACING)、石浦と続き、山本尚貴(TEAM無限)が9番手に。全日本F3からステップアップした野尻智紀(DOCOMO DANDELION)と中山雄一(KCMG)が10、11番手に並び、元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)が12番手となっている。
スーパーフォーミュラは、モータースポーツファン感謝デー2日目にも公開テストを実施する。開場直後の8時20分から走行が行われる予定だ。