スーパーフォーミュラは2日、鈴鹿サーキットで開催されているモータースポーツファン感謝デーの中で公開テストを実施し、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)がトップタイムをマークした。

 スーパーフォーミュラは、ファン感謝デーの初日に公開シェイクダウンを実施。ただ、コース上にストップしてしまうマシンも多く、約1時間のセッションで3度の赤旗が提示されるなど、まとまった走行の時間は終盤の20分程度となっていた。

 2日目を迎えたファン感謝デーの開場直後、8時20分から始まった1時間5分のセッションでは、コースオープンとともに多くのマシンが続々とコースイン。未明の雨の影響で路面はウェットコンディションとなったが、今回はストップするマシンもほとんどなく、順調に周回が重ねられていった。

 そんな中、今回のセッションでタイムシートをリードしていったのは、一貴とロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)。周回を重ねるにつれて路面コンディションも改善し、開始直後は1分56秒台だったタイムが徐々に向上していく中、一貴が他のマシンに先駆けて1分54秒台のタイムを記録。その後は、デュバルと一貴がトップタイムを更新し合うような形となり、最終的には、チェッカー間際のアタックで1分51秒363をマークした一貴がこのセッションの首位となった。

 2番手は、最後のアタックで1分51秒677を記録した平川亮(KYGNUS SUNOCO)、3番手に1分52秒094のデュバルが入り、前日はタイムを記録することができなかったKYGNUS SUNOCO勢が上位につけた。ただデュバルは、セッション終了間際に突如スローダウン。東コースのショートカットを利用して自走でピットへ戻っている。

 4番手に塚越広大(HP REAL RACING)がつけ、5番手は前日首位となったジェームス・ロシター(KONDO RACING)、6番手以下に、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、野尻智紀(DOCOMO DANDELION)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、武藤英紀(DOCOMO DANDELION)と続いている。

 セッションでは、開始から40分というところでオリベイラがストップしたほか、ほぼ同じタイミングで野尻もスピンを喫したか1~2コーナーでストップ。これにより赤旗が提示され、約10分間の中断となった。また、赤旗とならなかったものの、中山雄一(KCMG)と見られるマシンが開始から20分というタイミングでストップしたほか、セッション終了後に行われたスタート練習の時間には、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)と見られるマシンがコース脇にマシンをストップさせている。

 スーパーフォーミュラでは、モータースポーツファン感謝デー明けの3~4日に、同じく鈴鹿サーキットで公式合同テストが実施される。

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