全日本選手権スーパーフォーミュラの公式合同テストは19日、富士スピードウェイで1日目のセッションが行われ、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が初日のトップタイムをマーク。トップ2台は1分21秒台というタイムとなっている。
今季から新シャシーSF14が導入され、各チームにデリバリーが終了してから2回目のテストとなる今回の第3回公式合同テスト。第1回として予定されていた富士テストが2月の大雪の影響で中止となったこともあり、富士スピードウェイで各チームが集まりテストを行うのは初めてのこととなる。
迎えた19日の天候は曇天。今回のテストから新たにカラーリングが施されるマシンも走行する中、気温6度、路面温度7度というコンディションでスタートした午前の上位は1分22秒台というタイムに。トップタイムをマークしたのはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)で、ナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)が続き、インパル勢がワン・ツーを占めた。
3番手に続いたのは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)で、今季スーパーフォーミュラ復帰の石浦宏明が4番手。ホンダ勢の最上位は、ビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)の8番手となった。一方、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)は午前の終盤に2コーナーで大きくクラッシュを喫し、マシンを破損している。
午後のセッションでは、ホンダ陣営に火災に見舞われてしまうマシンが出る。中山友貴(TEAM無限)、ビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)、野尻智紀(DOCOMO DANDELION)と合計3台が午後のセッションのうちに出火。トヨタ勢にもトラブルが発生し、午後は合計で6度の赤旗が出る荒れたセッションとなった。
終盤にはアタックが展開された結果、トップはロッテラーの1分21秒554というタイムに。オリベイラ、デュバルと外国人ドライバーが上位を占め、一貴が4番手に。国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)が5番手に続いた。
ホンダ勢の最上位は、野尻野尻智紀(DOCOMO DANDELION)の8番手に。この日もトヨタ陣営が上位を占める結果となった。