11月9日〜10日に、鈴鹿サーキットで開催される全日本選手権スーパーフォーミュラ最終戦。10日の決勝レース2終了後、来季からスーパーフォーミュラで使用されるニューマシン、SF14がデモランすることになった。
いよいよ鈴鹿で2013年の最終戦を迎えるスーパーフォーミュラ。この最終戦は今季のチャンピオンが決まるレースとなるが、ランキング首位のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、2位のロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)のふたりはWEC世界耐久選手権第7戦上海に出場するため欠場。そのため、最終戦の焦点はランキング3位の山本尚貴(TEAM無限)がどんな成績を残すかとなっている。
その山本がチャンピオンを獲得するための条件は、2レース制の最終戦で2レースともポールポジションを獲得(予選Q1、Q3でトップタイムをマーク)し、どちらかのレースで優勝、もう一方のレースで2位を得れば山本がチャンピオン、PPは獲らなくても2連勝ならチャンピオンとなる。山本にとっては初優勝もかかっており、大きなプレッシャーがかかるレースとなる。
また、佐藤琢磨(TEAM無限)も前戦SUGOに続き参戦するなど大きな注目が集まるスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿だが、決勝レース2の後行われる恒例のシーズンエンドセレモニーとともに、14年から登場するニューマシン、スーパーフォーミュラSF14がデモランすることになった。
これまでもSF14はトヨタエンジン搭載車、ホンダエンジン搭載車の2台が全国のサーキットでテストを重ねており、テストの場で見ることはできたが、こうしてレースやイベントの会場に登場するのは初めてのこととなる。ドライバーは未定だが、直前までレースを展開したSF13の後にSF14が登場するため、ファンにとっては直接比較するチャンスとも言えそうだ。
今回の鈴鹿ではその他にもFN06、FN09/SF13、SF14が揃って展示される特別展示『フォーミュラの進化』、大好評のフォーミュラマシン解体ショーなど多くのイベントが開催される。