全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦は13日、富士スピードウェイで公式予選が行われ、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が今季初ポールを獲得。国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)が2番手につけた。
Q1:
13時50分にスタートしたスーパーフォーミュラ第3戦の予選Q1。午前のフリー走行ではトヨタ勢優勢で迎えた今回の富士戦だが、Q1から多くのマシンが一斉にコースイン。20分間のセッションでまずは一度タイムアタックを実施した。
開始から10分が経過した時点で、まずは国本が1分25秒856でトップに。次いでデュバル、平川亮(KYGNUS SUNOCO)とトヨタエンジン勢が上位に続く。各車いったんアタックを終えた後、ふたたびコースに戻っていった。
アタックが本格化したのは、残り5分を切ってから。各車ウェービングしてタイヤを温め、続々とタイムが更新されていくが、最速タイムがマークされていったのはアタック2周目。デュバルが唯一1分24秒台をマークし、Q1をトップで通過。次いで平手晃平(P.MU/cerumo・INGING)、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)というトップ3となった。一方、Q1脱落となったのは武藤英紀(DOCOMO DANDELION)、中山友貴(HP REAL RACING)、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)、リチャード・ブラッドレー(SGC by KCMG)、小林崇志(TEAM無限)となっている。
Q2:
コースオープンとともに各車がアタックに向かっていった予選Q2。やはりこの曇天のせいか路面温度が低いのか、各車ウェービングを繰り返し、2周目にアタックに向かっていく。そんな中、トップタイムをマークしたのはまたもデュバル。次いで一貴、3番手に国本となった。
Q2ではまたもトヨタエンジン勢が上位を占める結果となり、トップ5まで独占。ホンダ勢最上位は中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)の6番手となった。なお、Q2脱落は松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)、伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、塚越広大(HP REAL RACING)、平川亮(KYGNUS SUNOCO)、安田裕信(KONDO RACING)、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)となっている。
Q3:
ポールポジションを決するQ3は静かな立ち上がりに。コースオープンからしばらくしてから、Q3に進出した8台の車両がコースに入っていく。チェッカーに向けて各車アタックを展開していく中、ポールを決めたのは今回絶好調のデュバル! 通算7回目のPP獲得を果たした。
2番手に続いたのは、自己最高位グリッドとなる国本。3番手にはチェッカー間際までチームメイトの平手がつけていたが、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が平手のタイムを0.046秒上回り、3番手を獲得した。Q3でもトヨタエンジン勢の優位は揺るがず、6番手までを独占。ホンダ勢最上位は山本尚貴(TEAM無限)の7番手となっている。