全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦のもてぎで明日の予選を前に山本尚貴(TEAM 無限)、石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)、国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、中山雄一(KCMG)、伊沢拓也(REAL RACING)の7人に意気込みを聞いた。
●山本尚貴(TEAM 無限)
前回の予選(ウエットタイヤの選択を間違えて最下位)は今回に関しても関係ないわけじゃないですね。やっぱり僕らの実力があそこ(最下位)だったわけですし、今年は開幕戦でポールを獲りましたが、それ以降は右肩下がりになっているので、なんとかここから巻き返さないといけない。楽ではないですね。厳しい戦いになると思っています。
(もてぎは)去年のGT最終戦で初めて登りましたけど、トップフォーミュラで1回も表彰台に登ったことがないので、得意とは言えません。F3の時は表彰台はありますけど、2010年から1回も登っていない状況です。地元だから取り上げてもらっているところがたくさんありますし、イメージとして目立っているのかもしれませんが、成績自体は決して目立っていないし、1回も結果を残せていないので、そういった意味でも相性が良くないですね。
今年特に意識をしているわけではありませんが、シリーズを通して今は流れが良くありませんし、クルマの調子がすごく良いわけではありませんので、この1戦がこれからの流れを掴む良い1戦に、きっかけを掴む1戦になればいいと思っています。
●石浦 宏明(P.MU/CERUMO · INGING)
前回は予選のタイヤ選択でいろいろありましたが、今週の天気予報は大丈夫そうですし、クルマが速いのは間違いがないので、安定したコンディションできっちり行きたいなと思います。そうすれば結果も自然と出ると思っています。
もてぎは去年、2位でシーズンで一番成績が良かったし、F3では初優勝がもてぎなので、特に好きなわけじゃないのですが(笑)、成績はいつも良いですね。
今週末はランキングトップを守るとかじゃなく、やはりもう1回勝たないとチャンピオン争い残れないので勝ちたいですね。ただ、もてぎと言えばJ-P(デ・オリベイラ)というのもあるので、予選でJ-Pに勝てれば、レースでも勝てると思ってます。
●国本 雄資(P.MU/CERUMO · INGING)
去年はフリー走行からすごく調子が良くて、予選で少し落ちてしまったのですが、その原因もなんとなくわかっているし、前回の富士を4位で終えて少しずつ調子も良くなってきていると思います。フリー走行、予選をうまくまとめて、レースもいい位置からスタートしたいと思います。
ブレーキングは得意なので、もてぎではブレーキをしっかり作れるクルマを作っていきたいと思います。タイムがすごく僅差だと思うので、少しのミスでもかなり順位が変わってしまいます。少し攻め切れなかっただけで大きく順位が変わってしまうので、しっかり1周まとめて、いいレースができるようにしたいです。
●野尻 智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
予選も重要ですが、スタート練習をしないといけないと思っています。苦手意識はないですし、パドル自体も前回から変わってやりやすくはなっているのですが、富士戦の(中嶋)一貴選手の加速がすごかったので……。スタート自体はすごくよかったチームメイトのナレイン(カーティケヤン)を大幅に超えるくらいでしたからね。
そこそこいいスタートを切ることができれば、1コーナーまでは短いのでなんとかなるかなと思っています。予選一発をバシッと行って、あとは変に雨とかが降らずドライのままレースができれば、これまでの流れからいってもそんなに悪くはないと思っています。
今回は、チャンピオンシップをきっちり狙える位置につけるためのレースだと思っているので優勝を目指したいと思います。
●平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)
今回も予選を頑張ります。どこのサーキットでも同じですが、予選の順位とスタートで決まってしまう部分もあるので、まずは明日の予選に集中して、少なくとも2列目、チャンスがあればポールポジションを狙っていきたいです。
(レースでは)5番手くらいを走るのはもういいので、優勝を狙って、アグレッシブになッティングやドライビングをしていきたいと思っています。
●中山雄一(KCMG)
前回の雨の予選では4番手になれて、すごくウェットでの自信がつきました。ドライでの予選は去年、何度かQ3に行けていますが、今年は岡山でのQ2が最高です。
ホンダ勢の調子も上がってきて、Q2進出も熾烈になってきているので、まずはQ2進出を目指して、そしてQ3へつないでいけるようにしたいです。明日のフリー走行でこれまでの走行を見直し、良い方向にセットアップできればいいと思います。
●伊沢拓也(REAL RACING)
今年はまだ、予選からうまくいっている感じがないので、予選で上位を争えるようにならないといけないと思います。ここまでポイントは獲れていますが、作戦がうまく当たって獲れているだけなので、まずは予選でスピードを出せるようにしていきたいと思います。
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