全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿の公式予選が12日行われ、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がQ1〜Q3すべてでトップタイムをマーク。SF14での最初のレースでポールポジションを獲得した。

 午前は上位をトヨタ勢が占め、クッキリと明暗が分かれる結果となったスーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿。13時50分からスタートした公式予選はノックアウト形式。まずはQ2進出を目指しアタックを展開していくことになる。

Q1:
 コースオープンから、各車が続々とコースイン。まずは2周のウォームアップを経て、一度タイムを記録。前日の専有走行から好調だったアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がまずはただひとり37秒台をマーク。各車一度ピットに戻った後、残り7分あたりというところで続々とコースイン。Q1突破をかけた戦いが展開されていく。

 そんな中、トップタイムを奪ったのはまたもロッテラー。次いでロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)と続く結果に。一方、苦境が続いていたホンダ勢の中で気を吐いたのが王者山本尚貴(TEAM無限)。7番手に食い込み意地をみせた。また、ルーキーの野尻智紀(DOCOMO DANDELION)も10番手に入っている。

 Q1脱落となったのは、ビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、中山友貴(TEAM無限)中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、午前中にクラッシュした嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)という5台となった。

Q2:
 10分間のインターバルをおいてスタートしたQ2。各車入念に調整を施し、コースオープンとともに一斉にウォームアップを展開していった。そんな中、やはりこのQ2でもロッテラーがトップタイムをマーク。さらにそれに続いていったのはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)。一貴、石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)と続いていった。

 Q2ではホンダ陣営最速のタイムをマークしたのは、ルーキーの野尻智紀(DOCOMO DANDELION)。8番手に食い込み、ホンダ勢で唯一Q3進出を果たすことに。一方、Q2脱落となったのは山本尚貴(TEAM無限)、武藤英紀(DOCOMO DANDELION)、平川亮(KYGNUS SUNOCO)、国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)、中山雄一(KCMG)、塚越広大(HP REAL RACING)という6台となった。

Q3:
 いよいよスーパーフォーミュラSF14での最初のポールシッターを決するQ3。オリベイラを先頭に、LENOVO TEAM IMPULの2台がタイヤを温めながらアタックを展開していく。外国人ドライバー5人、日本人ドライバー3人というメンバーの中、各車前走車との間隔を作りながらアタックに入っていった。

 そんな中、36秒台にこそ入らなかったものの盤石のトップタイムをマークし、SF14初レースのポールシッターとなったのはロッテラー。2番手にはナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)が続いたが、カーティケヤンはフリー走行でSF統一規則第28条10.(いかなるときも、車両を不必要に低速で運転したり、不規則に走らせたりあるいは他のドライバーにとって潜在的に危険とみなされるような運転をすることは許されない)により、3グリッド降格が決定している。

 3番手には中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)が入っており、明日の決勝はPETRONAS TOM'S勢がフロントロウからスタートすることになる。

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