全日本選手権スーパーフォーミュラで2014年から導入される新型車両、SF14の第5回開発テストは8日、鈴鹿サーキットで2日目のセッションが行われ、トヨタ開発車両は前日に続きジョアオ-パオロ・デ・オリベイラと、松田次生がドライブ。ホンダ開発車両は山本尚貴がドライブした。
前日はウエットコンディションとなったSF14の鈴鹿開発テストだが、この日はドライ。快晴の下、午前中のみのテストが行われた。トヨタ開発車両は、前日トラブルもありあまり走行できなかったオリベイラが急遽2日目もドライブすることに。メインとしてはスーパーGTもてぎテストから移動した松田次生がトヨタ車のステアリングを握った。
一方、ホンダ開発車両は山本尚貴がドライブ。この日は従来のブリヂストンタイヤに加え、新スペックのタイヤが2セット投入され、両車に装着された。この新タイヤは、これまでのタイヤではSF14に対して全体的に硬いため、SF14に合わせて軟らかめに変更されたテストスペックのものだという。
松田がステアリングを握ったトヨタ開発車は、途中トラブルにより1時間近くピットに入るシーンがあったものの、19周をこなし1分39秒952というベストタイムをマークした。ちなみに、SF13の開幕時の予選Q3タイムは1分38秒台前半となっている。その後、トヨタ開発車はオリベイラにスイッチし、1分40秒808というベストタイムをマーク。7周を周回した。
一方、山本の初ドライブとなったホンダ開発車は、3〜4周ほどの周回をこなしながらセッションを消化。合計で39周を行い、1分40秒533というベストタイムをマークしている。