30日、ツインリンクもてぎでスーパーGTのタイヤメーカーテストがスタート。GT500クラス10台、GT300クラス6台が参加し、初日はMOTUL AUTECH GT-Rがトップタイムをマークした。
10月に行われるスーパーGT最終戦もてぎを前に、貴重なテストの機会となる今回のもてぎテスト。2日間の予定で行われる予定だが、31日(水)が雨の天気予報が出ているため、30日のタイムスケジュールを延長。また、31日のみの参加の予定だったS Road MOLA GT-R、DENSO SARD SC430の2台は予定を早め、初日午後からテストに合流した。
そんな中、GT500クラスの各陣営の中ではさまざまなトライも実施。ホンダ陣営では、8号車ARTA HSV-010に、ふだんウイダーHSV-010をドライブしている小暮卓史が乗車。午前、午後ともに8号車をドライブし、最終戦に向けたタイヤの選定や、今季なかなか成績が出ていないARTA HSV-010のフィーリングの確認を行った。
また、レクサス陣営でも36号車PETRONAS TOM'S SC430に伊藤大輔が乗り込む場面が見られた。また、PETRONAS TOM'S SC430はスポーツプロトタイプカーやDTMなどでも見られるスワンネック形状のリヤウイングを持ち込みテスト。ステー形状での比較を行い、午後も継続で使用していたことから、良好なフィーリングが得られたようだ。
この日の2回のセッションでは、午前中にWedsSport ADVAN SC430が90度コーナーでストップし赤旗が出るものの、それ以外に赤旗はなし。MOTUL AUTECH GT-Rがこの日のトップタイムをマークしたものの、各チームによって第6戦富士を見据えていたり、最終戦もてぎを見据えていたりと搭載していたウエイトに差があったようで、タイムはそのあたりも加味してみる必要がありそうだ。GT300クラスはJLOC ランボルギーニ RG-3がトップだった。