8月29日、オートポリスにおいてスーパーGTタイヤメーカー合同テスト」の2日目が開催。3時間のセッションが1本のみ行われ、立川祐路がドライブしたZENT CERUMO SC430が2日間のトップタイムをマークした。
朝10時から予定されていた最初のセッションは、濃霧のためにディレイ。前夜に降った雨のためにコースはうっすらと濡れていた。10時50分、気温23℃という涼しいコンディションで、午前午後をまとめた3時間のセッションがスタートした。
現地の天候は曇り時々晴れで強い西風が吹き、最高気温も27℃までしか上がらなかった。車両が走り始めると路面はすぐに乾き、各チームとも念入りにプログラムを消化。途中18分間の赤旗中断があったが、この日はしっかり3時間を走り切りテストはドライ路面のまま無事終了となった。
1分38秒400と2日間を通したトップタイムをマークしたのは立川がドライブしたZENT CERUMO SC430。「クルマの調子は開幕からずっと悪くないのですが、ここ3戦連続でノーポイントに終わっているので、タイトル争いは非常に厳しい状況です。ただ次の富士は勝つつもりでいるし、まぁそういうシミュレーションでウェイトも積んで来ていますが、他チームも同じような状況で(笑)。今日トップタイムを取れたということですし、ここでもトップを取って、そして最終戦はノーハンデ戦なので残り3つを取るという強い気持ちでいますし、それは不可能なことではないと思います。まずは富士でノーミスでしっかり勝つことでしょうね」と立川。
また本日RAYBRIG HSV-010に続く3番手につけたウィダーモデューロHSV-010の山本尚貴は「昨日はマシントラブルもありましたが、大きな問題もなくプログラムもこなせましたし、まずまずの内容だったと思います。残り3戦をしっかり戦いたい」と笑顔を見せた。
GT300では前日同様GAINER DIXCEL SLSがトップタイムをマーク。2番手にはマッハGoGoGo車検GT-Rがつけ、ようやくセッティングが決まってきた様子だった。