スーパーGT第3戦セパンは9日、マレーシアのセパン・インターナショナルサーキットで公式練習が行われた。2時間のセッションでは、ENEOS SUSTINA SC430がトップタイムをマーク。カルソニックIMPUL GT-Rが2番手に続いた。
セパンとしては珍しく、曇天模様で迎えた予選日。午前10時からのセッション開始時には、この時期のセパンとしてはかなり涼しく、路面温度も低いまま迎えることとなった。走り出しから各車積極的に周回を重ね、午後の予選に向けてセットアップを進めていくことになった。
2時間のセッションでは、序盤はKEIHIN HSV-010、ウイダーHSV-010とHSV-010勢が上位につけていたものの、開始15分過ぎにカルソニックIMPUL GT-Rがトップに浮上。次いでENEOS SUSTINA SC430、ZENT CERUMO SC430、WedsSport ADVAN SC430、さらに中盤にはPETRONAS TOM'S SC430を加え、SC430勢が上位に続く展開となる。
中盤、ランキング首位につけるRAYBRIG HSV-010がハーフスピンを喫するも、大きなダメージはなくコース復帰。その後もタイムの更新はほとんどなく、各車安定した周回を重ねることとなった。
チェッカー間際、それまで2番手につけていたENEOS SUSTINA SC430がタイムアップ。カルソニックのタイムを塗り替えトップにつけた。3番手にはZENT CERUMO、4番手にはPETRONASが続くことに。5番手にはこちらも終盤タイムを上げたウイダーHSV-010となった。
GT300クラスは、序盤からトップに立ったtriple a Vantage GT3が最後まで首位の座を譲らず、そのままセッション終了。2番手にはマネパ ランボルギーニ GT3、3番手にはHANKOOK PORSCHEと、FIA-GT3規定の車両が続いた。4番手にもエンドレスTAISAN PORSCHEと、ポルシェ勢が続いている。
JAF-GT規定車両の最上位はEVANGELION RT TEST-01 PETRONAS Shidenの4番手。今回スポット参戦しているThunderAsia MT900Mは、ファイラス・ファウジーがステアリングを握りコースイン。この走行では13番手につけた。