スーパーGTシリーズをプロモートするGTアソシエイションは11日、7月27日〜28日に開催されるスーパーGT第4戦スポーツランドSUGOから適用される、GT300クラスの参加条件を発表した。
このGT300クラスの参加条件は、スポーティングレギュレーション第12条1.、および第51条に基づくもので、競技車両の参加資格、参加条件となる。GT300参加エントラントは、この定められた条件に同意しなければ参加資格を得ることができない。
開幕戦からSUBARU BRZ R&D SPORTが2戦連続でポールポジションを獲得、第2戦富士ではPanasonic apr PRIUS GTが優勝、第3戦セパンではARTA CR-Z GTが優勝、第2戦、第3戦とMUGEN CR-Z GTが2戦連続の2位とJAF-GT車両が優位にシリーズを進めている今シーズンのGT300クラス。
しかし、11日に発表された新しい参加条件では、4台のJAF-GT車両すべてがリストリクターを縮小される方向で調整を受けた。最低重量=エアリス径のテーブルでは、プリウスは第3戦まで1100kg=29.1/1150kg=29.7/1200kg=30.3という条件だったのが、1100kg=28.3/1150kg=28.9/1200kg=29.4に縮小。CR-Zは1100kg=29.4/1150kg=30.0/1200kg=30.6から、1100kg=28.5/1150kg=29.1/1200kg=29.6に変更された。
また、スバルBRZもハイブリッド2車種とともにリストリクターが縮小。1100kg=42.3/1150kg=43.1/1200kg=44.0のテーブルから、1100kg=41.4/1150kg=42.3/1200kg=43.1のテーブルに変更された。エアリストリクターはエンジンのパワーに関わるため、JAF-GT勢は次戦SUGOからやや厳しい戦いになるかもしれない。特にハイブリッド勢は、前半戦で加算したポイントによるハンデウエイトも厳しさを増してくる。
なお、今回の参加条件表からマッハGoGoGo車検Ferrari458に関する項目が削除されている。TEAM MACHのドライバーである玉中哲二のブログには、マッハGoGoGo車検Ferrari458は海外レースに参加予定で、第4戦SUGOは不参加予定と記されている。チームは第5戦鈴鹿から、ニッサンGT-Rにスイッチする予定だとのことだ。