スーパーGT第4戦は27日、宮城県のスポーツランドSUGOで予選日を迎え、午前8時45分から2時間の公式練習が行われた。霧による3度の赤旗中断となったこのセッションでは、KEIHIN HSV-010がトップタイムをマークしている。
週末を通じて荒天の天気予報が出ている東北地方。迎えたスーパーGT第4戦スポーツランドSUGOの予選日も、早朝から濃霧がサーキットを包んでおり、走行開始1時間ほど前から走行可能な程度に薄まったものの、非常に視界が悪い中で8時45分からの公式練習を迎えた。
雨は降っていないものの、路面はいわゆる“チョイ濡れ”。このコンディションを得意とするダンロップタイヤ装着のEpson HSV-010が序盤から好タイムをマーク。また、ミシュラン勢も好調なタイムをマークしてくる。
しかし、セッションも30分を過ぎると、霧は薄くはならないものの、路面コンディションはかなり好転。一気にタイムも1分23〜24秒程度まで縮まっていった。スリッピーなコンディションなのは変わらずだが、大きなクラッシュやアクシデントはなくセッションは進んだ。
ただ、コンディションの良化と同時に、再び霧が。セッション開始から1時間を経過した段階で、視界不良により、9時45分に赤旗中断となってしまった。
セッションはやや霧が晴れてきた10時2分に再開。レコードライン上はかなり乾き始めており、スリックタイヤでも走行可能なコンディションとなっていった。そんな中、タイムを伸ばし始めたのはブリヂストン勢。また、D'station ADVAN GT-R、WedsSport ADVAN SC430というヨコハマ勢もタイムを上げ、一気に1分17秒台までタイムアップした。
その後もKEIHIN HSV-010やZENT CERUMO SC430がタイムアップ。1分16秒台まで入ったところで、10分間予定のGT300クラスの占有走行がスタートした。しかし、その直後再び霧が濃くなり、2回目の赤旗中断となってしまった。
セッションはその後、急速に霧が晴れたこともあり10時48分にGT300クラスが5分間、GT500クラスが7分間というスケジュールで再開した。ただし、この時間では大きくタイムを上げてくるマシンはなく、GT300はそのままセッション終了。GT500の占有走行の開始直後にも再び霧が出たため、3度目の赤旗が出て公式練習は終了となってしまった。
GT500クラスはKEIHIN HSV-010がトップタイム、ZENT SC430が2番手、MOTUL AUTECH GT-Rが3番手という結果となった。GT300クラスも、セッションが進むにつれてタイムが向上。DIJON Racing IS GT-Rがトップタイム、ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3が2番手。Panasonic apr PRIUS GTが3番手となった。