スバルテクニカインターナショナルは23日、8月17日〜18日に開催されるスーパーGT第5戦・第42回インターナショナル ポッカサッポロ1000kmで、SUBARU BRZ R&D SPORTの第3ドライバーに井口卓人を起用すると発表した。

 井口は福岡県出身。フォーミュラチャレンジ・ジャパンや全日本F3を経て、2009年からスーパーGT300クラスに参戦。2010年にはフォーミュラ・ニッポン、11年にはGT500クラスにも参戦した実績をもつ。昨年はPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリをドライブしたが、今季はスーパーGTのシートは恵まれず。スーパー耐久やニュルブルクリンク24時間にGAZOO Racingから参戦していた。

 そんな井口は、7月19日〜20日に開催されたスーパーGT公式テストで、山野哲也、佐々木孝太のレギュラーふたりとともにSUBARU BRZ R&D SPORTをドライブ。その実力を十分に披露し、第5戦鈴鹿での第3ドライバーの座を獲得することになった。

「とても良いドライバーですね。金曜日に数ラップだけ走ったのち、土曜日はいきなりロングランを走らせてみましたが、速いラップタイムで安定して走れることがわかりました。クルマの状態を理解する能力が高いし、順応性も高いと思います。性格も素直だし、明るいのですぐにチームにとけ込んでいました。将来がとても楽しみな若者です」と辰己英治STI総監督も期待を寄せる。

 ひさびさのスーパーGT参戦となる井口は「初めて乗ったBRZ GT300は、すごく乗りやすいクルマだなというのが第一印象です。コーナリングがとても速く、フォーミュラカーのような感覚でした。ロール感が少なく、しっかりしたクルマという印象で、テストでも攻めの走りができました」とBRZの印象を語った。

「チームメイトとなる山野さんはレース運びがとてもうまくて強く、佐々木さんは予選での速さがすごく印象的な方です。おふたりからたくさんのことを吸収できると思うと、今からワクワクしています。R&D SPORTは勝つことに対する追求心がものすごく高い、メリハリのあるチームだなと感じました。僕を選んでくださったチームの皆さんの期待に応えられるよう、鈴鹿1000kmは頑張りたいと思います」

 SUBARU BRZ R&D SPORTをはじめ、スバル車は毎年中高速サーキットの鈴鹿で素晴らしいスピードを発揮しており、先日の公式テストでも他を寄せ付けない圧倒的なスピードを披露した。井口という新たな“武器”を加え、どういった戦いを展開するか注目が集まる。

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