30日、トヨタ・モータースポーツGmbHが制作したEVレーシングカー『EV P001』が、ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)でタイムアタックを行い、7分47秒79で8分の壁を切り、ニュルブルクリンクのEVカーによるレコードを達成した。

 2009年までトヨタF1チームの前線基地として活動してきたTMGが、KERSなどの開発経験を活かし作り上げた車両がこのEV P001。ラディカルのシャシーに2基のモーターを搭載。280kwのパワーを発生し、最高速260km/hをマークする。

 今回のアタックでは、これまでの電気自動車のコースレコードだった9分1秒328を破るべく挑戦。天候も晴れで、かつ気温も低く、絶好のアタック日和となった。

 そんな中、ヨッヘン・クランバッハがドライブしたEV P001は、モーター音とコーナーで響くタイヤのスキール音をたてながらノルドシュライフェをアタック。目標としていたEVカーのレコード更新、そして8分切りを達成してみせた。

 TMGのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、「このプロジェクトのゴールはふたつあった。まず、我々が達成したかったEVカーでのラップレコードを更新することができ、非常に喜んでいる」と語る。

「また、電気パワートレインについて、我々は多くのことを学びたかった。モータースポーツの世界でも、ニュルブルクリンクほどの究極の環境は他にない。レコードラップの状況で、テストの段階よりも優れたパフォーマンスをEV P001は示してくれた。我々のエンジニアは、これにより優れたデータを得た。我々の将来のEV製品は、これにより利益を得ていくはずだ」

 なお、このタイムアタックでは公道で使用可能なタイヤが使用され、独自のタイム計測が行われたという。

TMG EV P001のアタックの様子

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