オーストラリアで行われているV8スーパーカーシリーズに参戦しているフォードとホールデンは3日、2013年から導入される『カー・オブ・ザ・フューチャー(COTF)』のマシンを公開した。
オーストラリアを中心に爆発的な人気を誇るV8スーパーカーシリーズは、現在フォードとホールデンの2社が参戦。今回公開されたCOTF車両は、5回のチャンピオンに輝いたマーク・スカイフとV8シリーズの技術チームが開発し、コストの削減と安全性の向上、さらに新しいマニュファクチャラーに門戸を開くべく作られた。
V8スーパーカーシリーズのチェアマンであるトニー・コフランは、「マークと彼の素晴らしいチームは、このプロジェクトを納期に間に合わせるだけでなく、素晴らしい製品として完成させた。COTFは我々の長期的なビジネスと、スポーツとしての戦略を担い、V8スーパーカーシリーズの国内および国外での新たな機会を作るものだ。V8スーパーカーシリーズにとって、今日は分岐点となる」と語る。
開発を担当したスカイフは、新しいCOTFが大きな成功を収め、新しいマニュファクチャラーをシリーズに呼び込むことを確信しているという。
「今日、フォードとホールデンはオーストラリアの市場で20%を獲得した。マーケットの残りの80%は、V8スーパーカーシリーズにより開拓されるべきだ。他のどんなスポーツでも、20%のシェアを獲得させることができるだろうか」とスカイフ。
チームは、COTFマシンを今月の後半から製作し始めるという。