WRC第4戦ヨルダンラリーの最終日デイ3が4月16日(土)に行なわれ、セバスチャン・オジエ(シトロエンDS3 WRC)が前戦ポルトガルに続き優勝した。

 WRC史に残る大接戦となった。デイ2で2位セバスチャン・ローブ(シトロエンDS3 WRC)に31.6秒差、3位ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード・フィエスタRS WRC)に33.1秒差をつけてデイ3をスタートしたオジエは、先頭走者としてルーズグラベルに覆われた滑りやすい路面に苦労しタイムが伸びない。対するラトバラはSS15でローブを抜いて2位に浮上すると、ベストタイムを並べて逃げるオジエに急接近した。そして、SS19でついにオジエを抜き去り0.5秒差でラリーリーダーとなった。残るステージはあとひとつ、上位陣はリバースオーダーでのスタートとなるパワーステージのSS20だ。

 オジエよりも先にスタートしたラトバラは、前ステージまでのマキシマムアタックでだいぶタイヤが痛んでおり、何度かラインを外してベストタイムを刻むことができず。3番手タイムでオジエのフィニッシュを待った。オジエは渾身の力でDS3 WRCを駆りフライングフィニッシュを通過。4番手に終わったラトバラを0.7秒上まわるベストタイムで逆転に成功し、0.2秒という僅差で優勝を果たした。0.2秒はWRC史上もっとも少ないタイム差であり、2007年のニュージーランドでマーカス・グロンホルム(フォード)が、セバスチャン・ローブを0.3秒差で破った時の記録がついに更新された。

 3位にはデイ3で思うようにスピードが上がらなかったローブ。4位はミッコ・ヒルボネン、5位はマシュー・ウィルソン(フォード・フィエスタRS WRC)、6位はキミ・ライコネン(シトロエンDS3 WRC)。デイ3スタート時点で4位につけていたペター・ソルベルグ(シトロエンDS3 WRC)は、SS17でジャンプの着地の際に姿勢が乱れてコースアウト、リタイアに終わっている。

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