WTCC世界ツーリングカー選手権の日本ラウンドは11日、ツインリンクもてぎで12時30分から30分間のテスト走行が行われ、ガブリエレ・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)がトップタイムをマーク。ホンダ・シビック勢がトップ2を占めた。

 昨年までは鈴鹿サーキットが舞台となっていたツーリングカーレースの世界最高峰、WTCCの日本ラウンド。今季から舞台を東日本に移し、もてぎでの開催となった。前日まで大雨の影響で周辺各所に大きな被害があったものの、この日のもてぎは曇り。ウエットパッチもなく、金曜の30分の走行で開幕した。

 見慣れたもてぎのパドックにWTCCマシンがズラリと並ぶ新鮮な光景の中でスタートしたこの日の走行はかなり蒸し暑く、ピットでもスタッフが汗をかきながらの作業となったが、初開催のコースでほとんどのドライバーが初走行ということもあり、30分間の走行時間を惜しむかのように積極的に周回が重ねられていった。

 ピットではウイング角の調整が行われたり、ティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)やヒューゴ・バレンテ(シボレーRMLクルーズTC1)のマシンから白煙が上がったりというシーンもあったが、そんな中でタルキーニのシビックがチェッカー間際に1分57秒146でトップタイムをマーク。ノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)が2番手、昨年王者のホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)が3番手となった。

「ここはホンダにとっても大切なコースだからね。金曜とは言えトップは嬉しいよ」とタルキーニ。シビックはブレーキングとスローコーナーに自信をもっており、このもてぎでは有利に働いている様子だ。「サンクスデーでスーパーGTのマシンでこのコースを走ったことはあるけど、スーパーGTはダウンフォースが大きいから、WTCCでは全然違う印象だったよ」

 また、2番手のミケリスは「全然まとめられなかったのに2番手だったからちょっと驚いているよ」と語った。タルキーニも3番手のロペスも「路面はまだグリーンな状況だった。これからコンディションが上がっていくと思う」と口を揃えたとおり、明日以降タイムは大きく上がっていくことになりそうだ。

 ラーダ勢の最上位はニッキー・キャツバーグの5番手。今回がWTCCデビューのニコラス・ラピエールは12番手となった。

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