WTCC世界ツーリングカー選手権第11ラウンドは上海国際サーキットで公式予選が行われ、アラン・メニュ(シボレー・クルーズ)が前戦鈴鹿に続きポールポジションを獲得した。デビュー2戦目となるティアゴ・モンテイロのホンダ・シビックWTCCは苦戦。17番手に終わっている。
初開催となる上海国際サーキットでのWTCC。マカオから参戦するドライバーらを含めて28台が出走した予選でポールポジションを得たのは、前戦鈴鹿から好調のメニュとなった。プラクティスからトップタイムをマークしていたメニュはQ1、Q2ともにトップとなり、イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)を上回りレース1のポールを得た。
2番手にはミューラーが続いたものの、今回のレースではシボレーのトップ3独占はならず。ノルベルト・ミケリス(BMW320TC)がロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)を上回り、3番グリッドを得た。
5番手につけたのは、今回WSRのシボレー・クルーズを駆りスポット参戦したコリン・ターキントン。WTCC優勝経験を持つターキントンはその実力を発揮し、WTCCレギュラー陣を上回るグリッドを獲得してみせた。
一方、デビュー2戦目となるホンダ・シビックWTCCは苦戦し17番手に終わり、Q1突破ならず。「予選ではうまくスリップが使えず、思うようなタイムが出せなかった。この高速コースではそれをうまく使うことで0.5秒位の差は出てしまう。期待通りにはいかなかったけど、僕たちはまだいろいろなことを学んでいる最中なので、この結果にショックを受けたり、驚いてはいないよ」とモンテイロ。
リバースグリッドとなるレース2のポールポジションは、ガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンWTCC)が獲得した。
