WTCC世界ツーリングカー選手権第6ラウンドはオーストリアのザルツブルクリンクでレース1/2が行われ、レース1はポールからスタートしたロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)が、レース2ではステファノ・ダステ(BMW320TC)が初優勝を飾った。

 決勝レース1は、今季の他レース同様予選上位を占めたシボレー勢による戦いに。長いスリップストリームの後に迎えるターン9で、ポールから逃げを打つハフに対してイバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)が何度もオーバーテイクを仕掛けるも、ハフは譲らず。

 最後までミューラーを抑えきったハフが今季2勝目を挙げ、チャンピオンシップでもミューラーに対して迫ることに。3位にはアラン・メニュ(シボレー・クルーズ)が入り、またもシボレーワークスが表彰台を独占することとなった。4位にはガブリエル・タルキーニ(セアト・レオン)が入った。

 続く決勝レース2は波乱の展開に。FR車のアドバンテージを活かし、2番手スタートのトム・コロネル(BMW320TC)がリードを奪い、ダステがそれに続いていくが、後方グリッドから地力に優るシボレー勢が続々と前車をパスしていく。

 これで先頭にハフ、次いでミューラー、メニュというレース1と同じフォーメーションになるが、メニュが高速のターン9でコースアウト。激しくバリアにクラッシュしてしまう。さらに、イバン・ミューラーも同じターン9でコースオフ。クルーズ勢はプライベーターのバンブー・エンジニアリングのマシンもターン9でアウトにはらんでしまう現象が起きる。

 トップのハフはなんとかペースを落としながら首位をキープするも、迎えたファイナルラップでコロネル、ダステがテールに迫ることに。一気に2台はハフをかわそうとするが、ハフの通ったラインにコロネルがついていってしまい、ダステが大外から2台をオーバーテイク! 長年プライベーターで活躍するダステが、歓喜の初優勝を飾った。

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