PRESS RELEASE
2015年5月18日
世界ツーリングカー選手権(WTCC)ドイツ
~シトロエン・レーシング、初開催のニュルで上位を独占。レース1、レース2とも圧勝を果たす~
シトロエン・レーシングは、FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4戦ドイツで、開幕以来の好調を継続。初開催となるニュルブルクリンク・ノルドシュライフで他を圧倒する速さを見せつけました。
レース1ではランキングトップのホセ-マリア・ロペスがポールポジションから独走で優勝を飾り、レース2では5番手からスタートしたイヴァン・ミューラーが優勝。シトロエンは注目を集めた伝統あるコースでの大会で連勝を果たしました。
1周25kmを超えるニュルブルクリンク・ノルドシュライフは、歴史と伝統のあるコースです。WTCCは24時間レースのプレイベントとして、初めてこのサーキットで開催されました。レース1では、ポールポジションからトップを快走するロペスを筆頭に、2位にはセバスチャン・ローブ、3位にはミューラーが入り、シトロエンC-Elysée WTCCが表彰台を占める強さを見せつけました。5番手からスタートしたマー・チンホワは、最終ラップにポジションを挽回し5位でレースを終えています。
リバースグリッドのレース2では、5番手スタートのミューラーがジャンプアップ。1周目にトップに立つとそのまま3周のレースを逃げ切り、今季2度目の優勝を果たしました。10番手スタートのロペスは1周目に6番手に上がり、最終ラップでは前を行くチンホワがコースアウトし4番手に。そしてチェッカーフラッグ目前のストレートで2台をオーバーテイクし2位に浮上、シトロエンは1-2フィニッシュを果たしました。ローブは僅差の5位に終わっています。
ドライバーのコメント
■ホセ-マリア・ロペス
「すべてのドライバーがここでの優勝を望んでいましたし、私は誰よりも強くそれを願っていました。このようなコースで勝利を挙げられ、本当にうれしいです。レース2の最後には2位にまで上がることができました。最高の結果です」
■イヴァン・ミューラー
「私たちは、トップスピードを最大限に引き出すために、ダウンフォースの少ないアグレッシブなセットアップを選択しました。そのため、通常よりコーナーでのハンドリングが難しいものでした。ニュルブルクリンクでの今回のレースは、かつてないほどメディアの注目を浴び、WTCC全体にとって非常に有益なものだったと思います」
■セバスチャン・ローブ
「慣れているいつものレースとまったく違う経験でした。ロペスの後ろにいた時、彼の4輪全部が宙に浮くのを見ました。これは、サーキットレースではかなり珍しいことです。両レースでポイントを得てランキングはぎりぎり2位を守りましたが、ミューラーがわずか1ポイント差に迫っているので、次回はさらに良い結果を出さなければなりません」
■マー・チンホワ
「今回も、山あり谷ありの週末でした。レース1はトラブルがなく、ポイントを獲得することができました。レース2では、順位を守ろうとベストを尽くしましたが、追ってくるのがロペスとなると、そう簡単なことではありませんでした」