WTCC世界ツーリングカー選手権第3ラウンドは27日、スロバキアリンクで予選が行われ、ホンダ・シビックWTCCを駆るガブリエル・タルキーニがポールポジションを獲得。ホンダが予選トップ3を独占する快挙を達成した。
今季からWTCCにフルワークス参戦しているホンダは、前戦マラケシュでタルキーニの手によりシビックWTCCで初めてのポールポジションを獲得。今回のスロバキアリンクでもプラクティスから好調なタイムをマークしていた。
予選ではQ2にプライベーターのゼンゴ・モータースポーツが走らせるノルベルト・ミケリスを含む3台をすべて送り込むことに成功したシビック勢は、タルキーニが2分10秒773というタイムをマークし、2戦連続のポールポジションを決めることに。チームメイトのティアゴ・モンテイロが2番手、ミケリスのシビックが3番手につけ、トップ3を独占した。
タルキーニから0.168秒差という僅差で4番手につけたのは、イバン・ミューラー駆るRMLのシボレー・クルーズ。RMLはトム・チルトンも5番手につけ、バンブー・エンジニアリングのシボレーを走らせるアレックス・マクドゥエルが6番手。ホンダ3台、シボレー3台というトップ6になっている。
なお、Q1ではダリル・オーヤン(BMW320TC)が大クラッシュ。デブリの回収のために30分を要する激しいクラッシュとなったが、オーヤンは自力でマシンから脱出している。