世界ツーリングカー選手権(WTCC)のフランスラウンドは26日~28日、ポールリカールでレース1/レース2が行われ、レース1はセバスチャン・ローブ(シトロエンC-エリーゼWTCC)が、レース2はホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)が優勝した。
27日に行われた予選では地元フランス出身のローブが、チームメイトを抑えて自身初となるポールポジションを獲得。2番手にイバン・ミューラー、3番手にロペス、4番手にマ・キンファが続き、シトロエンC-エリーゼWTCCが予選上位4台を独占した。
28日に行われたレース1でもローブは好調を維持。スタートで少し出遅れたものの、トップで1周目を終えると少しずつリードを拡大していった。最終的に2位とのギャップを6秒まで広げ今季3度目、レース1では今季初となるトップチェッカーを受けた。2位にミューラー、3位にロペスが入ったほか、4位にキンファが入り、シトロエンがトップ4を独占した。ホンダ・シビックWTCC勢はプライベーターのノルベルト・ミケリスが6位、ワークスドライバーのティアゴ・モンテイロとガブリエル・タルキーニが7位、8位と続いた。
ローブは「WTCCで初めてポールポジションを獲得して、最高の気分だった。レースでは序盤にリードを築くことができたから、レースをコントロールすることができたよ」とコメントしている。
その後のレース2でも、シトロエンは速さをみせつける。8番手からスタートしたロペスが着実に順位を上げ、14周目にトップを走っていたミケリスをオーバーテイク。そのまま逃げ切り今季5勝目を飾った。ミケリスが2位に入り、キンファ
が3位表彰台を獲得している。
再びポイントランキング首位にたったロペスは、「ポールリカールはオーバーテイクが難しいサーキットだ。だから、優勝できるなんて思ってもいなかったよ。チームの地元で勝利できて本当に嬉しい」と語っている。
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■レース2 ダイジェスト