WTCC世界ツーリングカー選手権最終戦マカオはギア・サーキットで予選が行われ、ロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)がポールポジションを獲得した。ホンダ・シビックWTCCを駆るティアゴ・モンテイロは5番手にという好位置につけている。
チャンピオン争いで優位に立ちこのマカオに乗り込んだハフは、迎えた予選でタイトルを争うイバン・ミューラーに対しコンマ7秒差をつけるレコードタイムをマーク。レース1のポールポジションを獲得した。
2番手にはミューラー、3番手にはアラン・メニュがつけ、シボレーワークスの引退レースでトップ3を占めることに成功。その後方4番手にはガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンWTCC)がつけたが、5番手に続いたのは、デビュー3戦目のホンダ・シビックWTCCとなった。
初日の走行でトップタイムをマークしていたモンテイロ駆るシビックは、予選でもシボレー勢、タルキーニには及ばなかったものの、今季のWTCCで勝利を争う存在に続く位置を獲得。モンテイロはピットに戻り、ホンダ陣営のスタッフと握手を交わした。
「マシンは全体的にバランスがとてもよく、非常に満足だったよ。全体的にはすごくうれしい結果だと思うし、わずか3戦目でトップ5を争える位置まできたことは素晴らしい」とモンテイロ。
6番手につけたのは、初日にクラッシュしたものの、バンブー・エンジニアリングのスタッフが徹夜でマシン修復を達成したダリル・オーヤンのクルーズ。ヨコハマ・トロフィーのトップにもつけた。
また、今回乃木坂46のマシンカラーリングとなったケイ・コッツォリーノのBMW320TCは22番手で予選を終えることに。この日は乃木坂46のメンバー、深川麻衣/若月佑美/能條愛未/西野七瀬/高山一実の5人が実際にギア・サーキットを訪れ、多くのカメラのフラッシュを浴びていた。