WTCC世界ツーリングカー選手権の今季最終戦マカオが15日、マカオ市街地のギア・サーキットで開幕。鈴鹿ラウンドから参戦を開始したホンダ・シビックWTCCを駆るティアゴ・モンテイロが、シビック参戦開始後初のトップタイムをマークした。
13時50分にスタートしたWTCCマカオの木曜走行。鈴鹿でデビューを果たしポイントを獲得していたものの、続く上海戦では苦戦したホンダ・シビックWTCCが、走りはじめの木曜走行で2番手につけたステファノ・ダステ(BMW320TC)に0.6秒差をつけ、トップタイムをマークしてみせた。
3番手につけたのは、初のチャンピオンに向けランキングをリードするロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)。一方でハフとタイトルを争うイバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)は23番手タイムとなった。
セッションは途中、ダリル・オーヤン(シボレー・クルーズ)がマンダリンでコントロールを失いガードレールにクラッシュ。赤旗が提示されることになった。オーヤンのマシンは大きく損傷したが、オーヤンは「修復できるだろう」と香港の大応援団を前に楽観的な見通しを示している。
一方、あわや大クラッシュになりかけたのは、今回乃木坂46のメンバーをマシンに描いたBMW320TCで参戦しているケイ・コッツォリーノ。マンダリンでスピンを喫したコッツォリーノはあわやガードレールにクラッシュしかけたが、体勢を立て直しコース復帰。21番手でセッションを終えた。
また、今回はJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPに参加せず、毎年参戦している地元マカオに登場したアンドレ・クート(サンレッド・レオン1.6T)は16番手でセッションを終えた。