FIA国際控訴裁判所は16日、WTCC岡山ラウンドでBMWチームRBMの2台が違法にシーケンシャルギヤボックスを使用したとしてレースの結果から除外、失格とする裁定を下した。この結果により、レース2の勝者はコリン・ターキントン(BMW320si)となったほか、イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)がタイトルを確定させている。
これまでBMWチームRBMのふたり、アンディ・プリオールとアウグスト・ファルファスの2台のマシンには5速Hパターンのギヤボックスが装着されていたが、岡山戦に当初アレックス・ザナルディのために開発されていた6速シーケンシャルギヤボックスを装備。WTCCではシーケンシャルミッション車両は1200kgという車重で、Hパターンの車両は1170kgという車重だったが、スチュワードが変更を了承。岡山ではレース1でプリオールが2位、ファルファスが4位を獲得。レース2ではファルファスが優勝を飾っていた。
しかし、このシーケンシャルミッションの使用について、シボレーが控訴。16日に行われたFIA国際控訴審の裁定では、「ホモロゲートされていないギヤボックスを使用した」として、10号車(ファルファス車)、11号車(プリオール車)の2台を失格、さらに今週末に迫った最終戦マカオに向けては、3レースをさかのぼった結果からウエイトハンデを決定する命令を下している。
今回の裁定の結果、岡山ラウンドのレース1にはノルベルト・ミケルズ(セアト・レオンTDI)が3位まで繰り上がり表彰台圏内に。また、レース2はターキントンがWTCC初勝利を挙げることに。WTCCの2010年タイトルはシボレーのイバン・ミューラーが獲得することが決定。ミューラーは2009年以来のタイトル決定となる。
