WTCC世界選手権ツーリングカー選手権岡山ラウンドは予選が行われ、アンディ・プリオール(BMW320si)がポールポジションを獲得。2番手にアウグスト・ファルファス(BMW320si)が2番手に続き、BMW勢がフロントロウを独占することとなった。
やや雲が多くなったものの、ドライのまま迎えたWTCC岡山ラウンドの予選。予選Q1では全車が走行し、その中の10台が予選Q2に進むシステムとなっている。
セッション開始からセアト勢をのぞくほぼ全車がアタックへ向かう中、上位を占めてきたのは好調シボレー勢。しかし、計測開始後すぐにトップに立ってきたのはノルベルト・ミケルズ(セアト・レオンTDI)。しかし、BMWチームRBMのアウグスト・ファルファス(BMW320si)、そしてアンディ・プリオールがさらにそれを上回る。
20分のQ1の中で、シボレー勢が2回目のアタックに向かっていったのは残り5分を切ってから。それに続くようにセアト/SRスポーツ勢がコースに向かっていく。
残り2分というところでトップに立ってきたのは、BTCC王者のコリン・ターキントン(BMW320si)。結局、そのままターキントンがトップを守りQ1終了! ファルファス、プリオールとBMW勢が続き、ロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)、ミケルズ、ガブリエレ・タルキーニ(セアト・レオンTDI)、イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)、フランツ・エングストラー(BMW320si)、アラン・メニュ(シボレー・クルーズ)、ミカエル・ロッシ(セアト・レオンTDI)までがQ2に進出した。
わずかなインターバルの後スタートしたトップ10クオリファイ。ほぼ全車が一団となってアタックに出て行き、他車の様子をうかがいながらアタックがスタートしていく。
そんな中、圧倒的な1分36秒台というタイムをマークしてきたのはプリオール。次いでファルファス、ハフと続いていく。各陣営は一度アタックを済ませた後再度アタックに出て行くが、結局プリオールが出したタイムには届かず。BMW勢は先にアタックを終わらせる余裕をみせ、そのまま予選終了。プリオールがPP、ファルファスが2番手とフロントロウを独占。2列目にはハフ、そしてターキントンが並ぶ結果となった。
日本勢では、谷口行規(シボレー・ラセッティ)が最上位となる20番手を獲得。伊藤善博(BMW320si)が22番手、谷口信輝(BMW320si)が24番手、柳田真孝(BMW320si)が25番手という苦しい結果となった。