WTCC世界ツーリングカー選手権の最終戦マカオのレース2は、アウグスト・ファルファス(BMW320si)がポール・トゥ・ウインで優勝。5位でフィニッシュのガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンTDI)がチャンピオンに輝いた。
レースはリバースポールのファルファスがスタートからトップを堅持。一方2番手をキープしたヨルグ・ミューラー(BMW320si)は3番手を走るイバン・ミューラー(セアト・レオンTDI)の攻勢にさらされ、ファルファスから徐々に離されていくこととなった。
ただレースは3周目に後続のマシンがクラッシュしてセーフティカーが出動、7周目に再開されるも翌周には最終コーナーのリスボア・ベントで多重クラッシュが発生して赤旗中断。そのままレース終了となる波乱の幕切れとなった。結果、優勝はファルファスとなりヨルグ・ミューラーとイバン・ミューラーが表彰台を獲得。最終戦までもつれたチャンピオン争いはタイトルに王手をかけていたガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンTDI)が7番手からふたつポジションを上げ5位でチェッカーを受け、2009年WTCCのドライバーズタイトルを手にした。
インディペンデントクラスのウイナーはフィリックス・ポルテイロ(BMW320si)。日本勢は谷口信輝(BMW320si)が15位、青木孝行(BMW320si)は16位だった。なおマニュファクチャラーズ選手権は3ポイント差でセアトがタイトルを獲得している。
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