WTCC世界ツーリングカー選手権で2012年のワールドチャンピオンを獲得したロバート・ハフが、今季からWTCCに参戦するオールインクルーシブ・ミュニッヒ・モータースポーツに加入することになった。
昨年までシボレーで活躍、昨年イバン・ミューラーとの戦いの末、初めてWTCCチャンピオンを獲得したハフだったが、2012年限りでシボレーがワークス活動を休止。ハフは新しいシートを探すこととなっていた。
そんな中、2012年までFIA-GT1世界選手権に参戦、今季からWTCCに3台体制で移るオールインクルーシブ・ミュニッヒは、すでにレネ・ミュニッヒ、マルク・バッセング、マルクス・ビンケルホックという3人のラインナップを発表していたものの、ビンケルホックがアウディのGTプログラムに加わったため、ひとつ空席ができていた。
ここに加わることになったのが王者ハフ。ハフはゼッケン1を背負い、セアト・レオンWTCCを駆りタイトル防衛に挑むことになった。
「レネとマルクとともにミュニッヒ・モータースポーツに加わることができて光栄に思う。これはまったく新しいWTCCプロジェクトだけど、チームは2012年のFIA-GT1を制しているし、素晴らしい評価を得ている」とハフ。
「僕はセアトをドライブしてツーリングカーでのキャリアを始めたんだ。だからプロフェッショナルなチームでレオンをドライブするのは特別なことだよ。機会を与えてもらって感謝しているし、早くいい関係を築きたいね」
ハフはさっそくモンツァでレオンをドライブする予定だったが、雪のためテストプログラムが遅れているという。