ホンダは7月31日から、イタリアで今季鈴鹿ラウンドからWTCC世界ツーリングカー選手権にデビューするホンダ・シビックのシェイクダウンを実施。本格的なテストもスタートし、その走行画像を公開した。

 10月のWTCC鈴鹿戦でティアゴ・モンテイロの手により実戦デビューを予定しているシビックは、ヨーロッパで販売されている5ドアシビックをベースに、イタリアのJASモータースポーツが車両を製作。栃木研究所が開発、M-TECを通じて製造されたHR412E・4気筒1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載する。

 7月下旬のシェイクダウンを予定していたシビックは、JASモータースポーツの本拠地ミラノに近いバイラーノで27日にシェイクダウンを実施。31日からは同じくイタリアのバレルンガに移動し、1日までテストを実施した。

 今回、初めて外観が公開されることになったWTCC用シビックは、「Cセグメントの5ドアハッチバック車両の中ではトップクラスの空力性能をもつ」5ドアシビックをベースに、風洞実験を経てフロント、リヤなど空力パーツを追加。カラーリングも施されたほか、すでにWTCC参戦全車に貼られるHyFlexやKW、ヨコハマのステッカーも貼られている。

 開発を担当したホンダ・レーシングチーム・JASのチームプリンシパルを務めるアレッサンドロ・マリアーニは「完成したシビックがトラックで走り出すところを見て、チーム全員が感動的な気持ちになったよ。携わった皆を誇りに思う。みんながこの短い時間で多くのことを達成してくれたし、疲れ知らずで働いてくれた」とチームスタッフへの感謝を語った。

「しかし、これは終わりではなく始まりだ。これからデビューに向けて、もっと忙しくなるはずだ」

 WTCCシビックは、10月19日に開幕するWTCC鈴鹿ラウンドで実戦デビューの予定で、モンテイロがステアリングを握り1台が参戦する。2013年からはガブリエル・タルキーニが加わり、2台でWTCCにフル参戦する。

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