ボルボが、WTCC世界ツーリングカー選手権に1戦限りで復帰することがわかった。次の上海ラウンドでスカンジナビアのツーリングカーチャンピオン、テッド・ビョークがポールスター・レーシングのオペレーションするボルボC30を走らせる。
今季のSTCC(スカンジナビアン・ツーリング・カー・チャンピオンシップ)で全12戦中9勝を挙げてチャンピオンを獲得したビョークは、ポールスター・レーシングから2011年のWTCC最終戦に出場したロバート・ダールグレンがドライブしたマシン、C30を走らせることになっている。
ボルボによれば、今回のビョークの参戦は彼のタイトル獲得記念とWTCCにおける将来の評価というふたつが目的だと語っている。
「今年のSTCCでビョークが成し遂げた素晴らしい実績を祝うとともに、WTCCの動向をチェックするためにこのレースに参戦する」と、ボルボ・モータースポーツのコマーシャルディレクターが語っている。
「より小型なCセグメントカーのレースを検討した場合、WTCCはおそらく最もコストに見合う価値を提供し、最も万能なグローバルモータースポーツの答えとなるだろう」
「したがって、上海での明確なパフォーマンスと結果は求めてはおらず、緊密に情報を得るのが目的だ」
ボルボは、2014年からオーストラリアの人気ツーリングカーシリーズ、V8スーパーカー選手権にワークスチームで参戦することをすでに表明している。