今季、ホンダとともにWTCC世界ツーリングカー選手権にワークス参戦しているラーダは、2季目となる2014年のプログラムを3台体制に拡大する可能性を示唆した。
ロシアの自動車メーカーであるラーダは、今年からWTCCにジェームス・トンプソンとアレクセイ・デュデュカロの2台体制で復帰を果たし、第2ラウンドのマラケシュからミハイル・コズロフスキーがデュデュカロに代わって2台目のグランタ・スポーツをドライブしてきた。
現在、ラーダは、2014年から施行される新たなレギュレーションに合致した新車の開発を進めているが、彼らは来季のプログラムに3台目のマシンを走らせるプランを持っているという。
「我々は最低でも2台のマシンを走らせるが、同様に3台目を走らせるための解決策にも取り組んでいる」と、チームボスのビクター・シャポバロフは語った。
「来年に向けて全く新しいマシンを造り上げることに挑戦をしているが、今季(のマシン)から多くのものを取り込めるので対処しやすい」
シャポバロフは、ラーダが来年早々に新車を走らせることができると考えている。
「すでに、現行のマシンで多くの2014年の決定事項をテストしている。新車は2月ごろに投入できるだろう」
「すべては並行だ。デザイン、風洞テスト、製作を進めている」
彼は、来年もトンプソンとコズロフスキーのペアに期待していると語ったが、コズロフスキーのポジションはスポンサーのルクオイル次第になるとの見解を示した。
「ジェームスが来年も我々と共にするのは確実だ。ミハイルは、ルクオイルに委ねられている」とシャポバロフ。
「できれば彼をキープしたい。彼はより多くの経験を積んだので2年目ははるかに良くなるなずだ。この選手権は難しい。若手ドライバーが速さを見せるには3年程度必要なんだ」