WTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンド鈴鹿の2レースで表彰台を獲得したドライバーが今日のレースを振り返った。

■レース1 優勝 ノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)
「昨日はポールポジションという夢が叶って、今日もレース1で勝つことができた。ホンダのホームで勝つことができたというのは最高なプレゼントだと思うし、本当に夢が叶ったのでうれしいよ。スタートがうまく切れて、クリアラップをとるという最初の目標もうまくいった。クルマの調子自体はすごく良かったから、今度はそのギャップを保つことが大事な要素になった。途中、エンジニアから(ガブリエル・)タルキーニがパンクしたと言われたので、後はそのへんも注意しないといけないなと思いながら慎重に走ったよ」

■レース1 2位 アレックス・マクドウェル(シボレー・クルーズ)
「ノルベルト(・ミケリス)がとても速かった。スタートも良くて、すぐに大きなギャップを築かれたので全然叶わないと思って諦めたんだ。(イバン・)ミューラーが後ろから、かなりのプレッシャーをかけていたので、そのあたりを注意しながら、とにかく2位のポジションを保つためにがんばった。クルマのフィーリングがシーズンのスタートに比べて慣れてきたので、自信を持って走ることができている。あとはポイントを重ねてヨコハマトロフィー(プライベーター対象の選手権)を獲得したいね」

■レース1 3位 イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)
「(レース1で)3位に入れてうれしく思っている。できる限りのことをしたし、もちろん(2位アレックス・)マクドウェルをオーバーテイクすることも考えていたが、それは難しかったので、3位のポジションをキープすることが大事だと思ったんだ。本当にチームのことを誇りに思う。3週間以内ですべての準備をして選手権に入ったきたわけだが、昨年とは違うシーズンとなった。今年はすごく特別な一年とだったので特別な味があるよ。たぶん、このシリーズタイトル獲得は(これまでの)4回の中で一番心に残るものだと思う。今年を振り返ってみても、他のシーズンよりも力強いチームだったと思うし、今はとても喜んでいる。今年はメーカーも増えて、ホンダも新たに参戦したし、素晴らしいドライバーを連れてきたので、そんなに簡単にチャンピオンが獲れるとは、僕たちは思っていなかった。いろんなメーカーがあって、いろんなチームがポイントを獲得したけど、僕たちが最後までギャップを保てたことがチャンピオン獲得の要因のひとつだと思うよ」

■レース2 優勝 トム・コロネル(BMW 320 TC)
「日本には5年間も住んでいたので、ホームサーキットと言える。沢山のファンがいて彼らの声援のおかげもあるし、特別なパワーをもらえるなと感じるんだ。住んでいた5年間で5万kmぐらいこのサーキットを走っているから、このサーキットは目を閉じていても走れるし、どのポイントでどんなタイプのセットアップをすればいいかもハッキリわかっている。だから、それがうまくできればいけると思っていた。もし、どこで勝ちたいかと聞かれれば、必ずスズカだと言うと思うからその夢が叶ってうれしい。(メヘデイ・)ベナーニとのバトルは、彼がとてもフェアは走りをしていた。少し彼が苦労していると感じたところでオーバーテイクをしたんだけど、お互いフェアなバトルだったと思っているので、安心して勝つことができたよ」

■レース2 2位 メヘディ・ベナーニ(BMW 320 TC)
「僕の一番の目標は表彰台を獲得してポイントを獲ること。今回はヨコハマトロフィーのウイナーでもあるので満足している。レースのスタートでは後続にギャップを築くのが最初の目標だった。トム(・コロネル)との戦いだったけど、クルマの調子自体は良かったのに、唯一犯したミスをトムが見逃さなかった。でもそれは仕方ないし、クレバーで素晴らしいレースだったと思う。それにBMWで1位と2位なのでうれしいよ。僕はモロッコ出身で、モロッコのために3度目の勝利をもちろん目指すけど、上海やマカオのストリートコースはストレートがとても長い。それらが苦手なBMWは今後エンジンの開発が間に合うようであれば、もう少しクルマが速くなるかもしれないが、そのふたつのサーキットでは厳しいかもしれないね」

■レース2 3位 ティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)
「まず、ノルベルト(・ミケリス)が勝利したし、表彰台にも上がることができたのでうれしく思っている。ただ、クルマ自体は週末の始めからセッティングも良くてパフォーマンスについても非常に良かったので、個人的にはもっといけるという思いがあった。戦略も良かったが、何が起こるか分からないね。それでも、ホンダにとってはいい週末になったんじゃないかと思うよ。昨年のマカオは僕的にもいい結果だったし、今年も目指せると思っている。もちろん、ウェイトハンデがあるし、これまでもいろいろ良いところやだめなところがあったけど、(マシンは)非常に安定してきたているのでチャンスはあると思っている。常に開発を行っているので期待できるよ」

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