21日、WTCC世界ツーリングカー選手権第10ラウンドは、鈴鹿サーキット東コースで1回目のフリー走行が行われ、ホンダのティアゴ・モンテイロがトップタイムをマークした。

 金曜日のテストセッションで幕を明けた今年のWTCC鈴鹿は、土曜日午後からの予選を前に午前9時から30分のフリー走行が行われた。この日は、12時から2回目のフリー走行が行われ、15時半からのノックアウト予選(Q1、Q2)で決勝レースのグリッドが決まる。

 秋晴れのもと、絶好のドライコンディションでスタートした1回目のセッションではホンダの4台を先頭に全車が一斉にコースインに向かった。ここで多くのマシンはそのままアタックに突入していくが、コース上はすぐに大渋滞となり、スローダウンを余儀なくされるマシンも続出する。そんななか、最初のクリアラップで前日のトップタイムをいきなり上回ってきたシビックWTCCのモンテイロが序盤のトップにつけ、さらに伊沢拓也が2番手で続いた。

 開始5分過ぎ、この日が初走行となるリキモリ・チーム・エングストラーの加納政樹(BMW 320 TC)が最終コーナーでスピンを喫するが、すぐに再走を果たす。しかし、その数分後に1〜2コーナーでスピンを喫したマルク・バッセン(セアト・レオンWTCC)はグラベルの餌食となってしまった。

 セッション中盤、イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ1.6T)がタイムを53秒台に入れてポジションを3番手に上げてくる。一方、ホンダ陣営はそれぞれピットアウトを繰り返しながら後半もアタックを続けると、13周目のラップをうまくまとめたモンテイロが自身のトップタイムを0.193秒上回り、堂々のトップタイムでセッションを締めくくった。

 また、15周を重ねた伊沢拓也も2番手でこの日最初のフリー走行を終了。前日のテストセッションでトップにつけたミューラーを抑えたばかりか、自身も前日のベストから1.087秒もタイムを更新。セクター2で4番手、セクター3を3番手でまとめた伊沢はマシンを降りて笑顔を見せた。

 3番手はミューラーで4番手にトム・コロネル(BMW 320 TC)と続き、ホンダのプライベーターシビックを駆るノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)が5番手につけた。ホンダワークスのもう一台を駆るガブリエル・タルキーニは9番手だった。

 日本人ドライバーでは、吉本大樹(シボレー・クルーズ1.6T)が11番手と前日の14番手からポジションをアップ。加納は19番手。谷口行規(BMW 320 TC)は23番手となっている。

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