ジョニー・ハーバートは、ジェンソン・バトンは今やマクラーレンにおいて主導権を握りつつあり、ルイス・ハミルトンはプレッシャーにさらされているとの考えを語った。

 シーズン前の大方の予想とは異なり、バトンは“ハミルトンのチーム”であるマクラーレンで彼をしのぐ成績を挙げ、4戦中2勝を獲得して現在F1ランキングトップに立っている。バトンがブラウンGPを離れてマクラーレンに移籍することが発表された際には、彼の判断は間違っているとの意見が多く聞かれた。

「ジェンソンは、ルイスのチームに行くと決まった時に私が予想した以上のことを成し遂げた」とハーバートはITV-F1にコメントした。
「(ルイスは)自分のチームに満足している。チームと互いに理解し合い、とてもうまくやっている。一方ジェンソンは去年タイトルを獲った後で初めてのチームに移籍した。彼はオーストラリアで運良く優勝を手に入れ――それ(ラッキーかどうか)は関係なく――その優勝によって精神的に楽になったのだと思う」
「中国での勝利は彼にとって大きな一勝になったと思う。彼はルイスに予選で勝ち、決勝でも勝ち、選手権でトップに立った。彼のこういう面は今まで見たことがなかった。この勝利が大きな弾みになっていると思う」

 ハーバートは、ハミルトンはすぐにでも反撃し、チームリーダーのポジションを確保する必要があると語る。
「ジェンソンはチームによく溶け込んでいる。ルイスほど才能のあるドライバーをチームメイトに持ちながら、これほど早く溶け込めるとは彼自身思っていなかっただろう。しかし彼はそれを成し遂げた。彼はルイスにプレッシャーをかけている。今のところルイスは反撃できていない。バトンの心は正しい時に正しい状態に落ち着き、彼は今後ますます強くなっていくだろう。ルイスの方がプレッシャーにさらされている。ルイスは自分のチームにいながら、新しく入ってきたイギリス人ドライバーにチームを乗っ取られたようなものだからね」
「現状を見ると、流れはジェンソンの方にいっているが、まだ先は長い。でも私は、彼はどんどんよくなっていくと思う。彼がよくなればなるほど、ルイスの状況は難しくなっていくだろう」

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