Team LeMans
PRESS RELEASE

Round1-SUZUKA
1LAP=5.807km(37LAPS) 220kmRACE

■#7 コッツォリーノ選手:オープニングラップで接触、無念のリタイヤ。
■#8 石浦選手:ピットスタートから、10番手完走。

 2010年のフォーミュラ・ニッポンは、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)にて開幕戦を迎えた。今季も昨年に続いて『Team LeMans』として参戦、監督は土沼広芳、7号車にはルーキーのケイ・コッツォリーノ、8号車には3年目の石浦宏明が乗車することとなった。またフォーミュラ・ニッポン全体としては2チームが新規参戦し、14台でシリーズを争う。 

 4月17日(土)、天候は晴れ。日差しは暖かいながらも風が強く、午後の気温は14℃。この日は午前中に1時間のフリー走行、そして午後はノックアウト予選というスケジュールで行われた。

 ノックアウト予選のQ1は13:30-13:50の20分間。ここで全14台のマシンが11台に絞られる。フリー走行でも3番手を獲得した石浦は1'39.658で2番手を獲得、順調にQ2へと進む。コッツォリーノはニュータイヤを装着してのアタックで1'41.276、惜しくもわずか0.1秒というタイム差で11番手。Q1で予選を終え、これがグリッドに決定した。14:00-14:10の10分間で行われたQ2、ここでは11台のうち8台が選抜され、Q3へと進む。石浦は開始後すぐにコースインし、フロントタイヤをスクラブしてアウトインでピットに戻る。残り時間が5分を切ると各車コースインし、アタックを開始。石浦は1'39.462で3番手、最終ステージのQ3と進んだ。Q3は14:20-14:30の10分間。開始後3分で1台がコースインすると、続々と各車コースイン。このタイミングで石浦もコースインし、1'39.456のタイムを叩き出し2番手、これが決勝グリッドに決まるはずであった。しかし予選後に行われた車両検査で、部品の一部トラブルにより石浦のマシンが不合格(スキッドブロック最低厚み規定不適合)となり、決勝レースはピットスタートを余儀なくされた。

 4月18日(日)、時折雲がかかるものの、天候は晴れ。午後になると気温は18℃まで上昇。決勝スタートは13:45。今回は220kmのスプリントレースながらタイヤ交換義務付けのレース。コッツォリーノは11番グリッドから、石浦はピットよりスタート。コッツォリーノは1コーナーを抜け、S字コーナーに差し掛かったところで前車と接触。1周を終えてすぐにピットに入るが、マシンは右フロントのサスペンションを損傷しており、レースはリタイヤとなった。石浦はマシンが好調なだけに、序盤からトップ集団と遜色ないタイムで走行。5周を終えてピットに入り、タイヤ交換、給油を済ませるとコースへ。7周でこのレースの自己ベストタイムを叩き出し、15周を過ぎて一時9番手まで順位を上げたが、レース半ば以降タイヤの磨耗によりタイムが上がらず、20周で1台先行され10番手。後半は厳しいレース展開となったが、10番手完走でチェッカーを受けた。

⇒土沼広芳 監督のコメント:
「まず8号車は、予選で車検不通過という事態が起きてしまいました。これは車高を止める部品のトラブルによるものだったのですが、非常に不本意であり残念な結果です。決勝ではピットインのタイミングが早かったことで、後半はタイヤ的にきついレースになりました。7号車はケイの初レースでしたが、前に出たい気持ちが強く出過ぎてしまったのでしょう、オープニングラップで接触し、残念なリタイヤとなってしまいました。次戦の茂木は、両ドライバーともに得意とするコース。気持ちを立て直して次に向けて頑張りたいと思います。引き続き、皆様のご声援よろしくお願いします。」

⇒#7 ケイ・コッツォリーノのコメント:
「ここ鈴鹿では、先日公式テストでも走行しているのですが、予選では今回ハードタイヤを初めて使ったということもあって、ニュータイヤの上手い使い方をつかみ切れず、結果Q1でノックダウンされてしまいました。日曜の朝のフリー走行では、ピットワークの練習をしたり、中古タイヤでガソリンを積んだ状態での走行をしたりと決勝に向けた準備をする中で、まずまずのタイムを出せたこともあって、決勝には自信を持って臨みました。決勝では上手くスタートできたにもかかわらず、S字コーナーで僕がインに飛び込んで他車と接触し、タイヤとサスペンション周りを傷めてピットイン、そのままリタイヤしてしまいました。完走するという今回の第一の目標を達成できなかったことが悔しいし、プランを達成するためには冷静に頭を使ってレースをしなければならないということを痛感しました。このレースを教訓に、次は昨年F3で優勝した茂木ですので、チームに貢献できるような良いレースをできるよう、さらに頑張りたいと思います。」

⇒#8 石浦宏明のコメント:
「公式テストからさらに僕の好みに合わせてチームが持ち込みセットを変えてくれたことで、乗り始めからフィーリングはとても良かったです。予選はQ3までは順調に進み、Q3で僕のミスで失敗してしまったのですが、フロントローの2番手というのは納得のいく順位だったし良い流れでした。しかしトラブルから車検で失格になり、残念ですがそれはもう仕方のないことだし、決勝で挽回するためにエンジニアといろんな作戦を考えました。決勝がスタートしてみると、ほんの2~3周という、思っていたより早い段階で最後尾に追いつくことができたので、僕自身が早いピットインを希望し、チームに伝えました。ピットイン時に給油トラブルで10秒以上のタイムロスが生じ、その後もガソリンを積んだ状態でプッシュしたためにタイヤを傷めてしまって、以降ペースが上がらず10位に終わりました。次に向けて車の問題と作戦をもう一度見直して、次はこのような事のないように、しっかり立て直したいと思います。」

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