NASCAR NATIONWIDE SERIES
第19戦 Missouri-Illinois Dodge Dealers 250
開催日:7月18日
“トヨタ カムリ”2戦連続の1-2!
カイル・ブッシュが今季6勝目
7月18日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第19戦「Missouri-Illinois Dodge Dealers 250」が米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催された。
17日(金)に2回に分けて練習走行を行い、18日(土)午後4時5分から予選開始。今大会、初めて“トヨタ カムリ”を駆るリード・ソレンソンが最前列2番手グリッドを確保。ジェイソン・リフラーが5番手、カイル・ブッシュが9番手につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
予選の後、空を闇が包み始めた午後8時48分、1.25マイルオーバルを200周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
最前列スタートのソレンソンと、6番手から好スタートを切ったリフラーが序盤から上位争いを展開。好スタートで首位に立ったケヴィン・ハーヴィック(シボレー)を追った。9番手スタートのKy.ブッシュはすぐにトップ5圏内に浮上すると、ソレンソン、リフラーをパスし、首位を行くハーヴィックを猛追。イエローコーションの出ない前半戦、徐々に差を詰め、2台の一騎打ちとなった。
58周目にハーヴィックがピットインし、Ky.ブッシュはこの日初めて首位浮上。その後、全車がグリーン下でのピットインを終えた後も、Ky.ブッシュは首位をキープした。
その後もKy.ブッシュとハーヴィックの2台が他車を圧倒する速さで激しく首位を争ったが、途中のイエローコーションで給油タイミングをずらしたハーヴィックが、172周目に燃料切れでスローダウン。これをかわして首位に立ったKy.ブッシュは、177周目に出されたこの日最後のイエローコーションで給油を行い、その後はソレンソンとの“トヨタ カムリ”同士による首位争いとなった。
最後はソレンソンの追い上げから逃げ切ったKy.ブッシュがトップでチェッカーを受け、今季6勝目。ソレンソンは2位に入り、トップ4を占めた前大会に続き、“トヨタ カムリ”は2戦連続の1−2フィニッシュを飾った。
“トヨタ カムリ”は今季9勝目。勝利を挙げたKy.ブッシュはドライバーズランキングでも2位以下との差を更に広げることとなった。
次戦第20戦は7月25日(土)に米国中部インディアナ州スピードウェイのオライリー・レースウェイ・パークで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「ケヴィン・ハーヴィックと本当のバトルが出来、良いレースだった。彼のレースカーは好調だったが、残念ながら最後まで我々とレースをすることは叶わなかった。私もピットへ向かう必要はあったが、その前に彼は燃料切れになり、周回遅れになっていた。バランスを見直した“トヨタ カムリ”は今夜非常に素晴らしかった。スタッフに本当に感謝したい。予選では望み通りの結果が得られず、9番手グリッドとなったが、グリーンフラッグと共にロケットのようなスタートを切れた。レースの最後は60号車(カール・エドワーズ)や33号車(ケヴィン・ハーヴィック)らと戦う必要はなく、32号車(リード・ソレンソン)との戦いとなった。ほんの少しだけアンダーステア方向へと調整を行ったことが効を奏したようだ。最後は素晴らしい仕上がりとなり、勝利を得ることが出来た」
